この記事では、会計事務所、経理職への転職に強い『MS-Japan(エムエスジャパン)』という転職エージェントの特徴・評判・口コミなどについて書いています。
もちろんデメリットにも触れています。
実際に僕もMS-Japanに無料登録をして利用した経験があります。その時の体験も踏まえながら記事を書きました。
正直、仕事をしながらの転職活動は時間を確保することが難しくてとても労力がかかります。
さらに初めての転職で他業種へとなるとその苦労は相当なもの。
また、経営者である税理士は高齢化が進んでいることから、ホームページすらないところも多く情報を得にくいという問題があります。
転職活動における労力の負担や、転職先の情報不足といった問題を解決するために、完全無料で利用できる転職エージェントは必須となっています。
ぜひこの記事を読んで、あなたが望む「ホワイト」な転職先をゲットしていただきたいと思います。
\ すぐに見たい人はこちら! /
MS-Japanの6つの特徴
では、MS-Japanの特徴について解説していきます。
①MS-Japanは税理士、会計事務所、経理職に特化
MS-Japanの一番の特徴は士業・管理部門に特化しているという点。
1995年より管理部門に特化した人材紹介事業を開始して以来、27年にわたり2万人以上の転職のサポートをしてきたの実績とノウハウがあります。
MS-Japanは会計税務界隈では最も有名な転職エージェントです。
- 資格
税理士・税理士科目合格者・弁護士・公認会計士など - 管理部門
経理・財務・人事・総務・法務など - 転職先
会計事務所・法律事務所・金融・社会保険労務士事務所など
ホームページでは次のような感じで求人を検索することができます。
実際に会計事務所(税理士法人含む)、経理・財務職の公開求人数を調査してみました(2023年2月19日現在)。
会計事務所・税理士法人 | 経理・財務 | |
MS-Japan | 1,148 | 2,756 |
最速転職Hupro(ヒュープロ) | 5,699 | 2,321 |
リクルートエージェント | 1,706 | 4,255 |
会計事務所・税理士法人では最速転職Hupro(ヒュープロ)、経理・財務職ではリクルートエージェントがそれぞれトップの求人数でした。
会計事務所・税理士法人、経理・財務職の求人を希望するならこの2つの転職エージェントを併用してみましょう。
ヒュープロは会計事務所の公開求人数が国内トップ。
税理士の目線からヒュープロを徹底解説した記事はコチラ「ヒュープロ(Hupro)の評判は?東京都内の会計事務所に転職したい人は必須!」
②MS-Japanのアドバイザーは専門知識が豊富
MS-Japanは会計事務所・税理士といったジャンルに特化した転職エージェントということもあり、アドバイザーの専門知識も豊富です。
特に税理士を目指すため、別業種から会計事務所などへ転職をお考えの方にとっては心強い味方となってくれます。
僕は異業種から税理士業界へ転職経験がありますが、転職活動をしていて感じたことは会計事務所は「個人事業主」が圧倒的多数を占めていて、情報発信に消極的なところが多いという印象でした。
なので「会計事務所業界ならではのルール」「所長税理士の性格」「男女の比率」「年齢構成」「試験勉強している従業員の有無」「残業状況」など、知りたい内部情報が手に入りにくいという問題がありました。
業界の知識に精通したアドバイザーから、事前に企業のリアルな情報が得られることは大きなメリットです。
専門的な知識を持ったアドバイザーを有するMS-Japanの評価は高いです。
- 高評価その①
「管理部門特化型エージェントNo.1」
※「人材紹介企業のブランドに関する調査」2017年3月 実査委託機関:楽天リサーチ(株)
- 高評価その②
MS-Japan利用者へのアンケートでは、90%以上が「次回転職の際には、MS-Japanを利用したい」と回答。※MS-Japanのホームページより
このような高評価もあり、MS-Japanへの新規登録者数は5年で約2.5倍と年々増加傾向にあります。※2020年3月期決算説明資料より
出典:『MS-Japan』公式ホームページ
③MS-Japanの求人は約90%が非公開求人
MS-Japanの公開求人数は8,446件(2023年2月19日現在)。
しかし、約90%がホームページで公開されていない「非公開求人」となっているので、全体の求人数はかなりの数になります。
求人を非公開とする理由は以下の通りです。
- 極秘プロジェクトに絡むポジション募集のため、情報漏洩を避けたい
- 人気企業や人気職種には応募者が殺到し、選考が非効率となるから
- 突然の欠員補充などでサイトに掲載している時間的余裕がないから
④MS-Japanの登録者は「経験者」が多い
MS-Japanの登録者数の年齢は30代~50代の方が中心で、全体の約85%を占めています。
また、実務経験3年以上の方が約80%を占めています。
求人企業も経験豊富な即戦力を求める傾向にあるので、「年齢は高め」「実務経験年数も多め」といった登録者が多くなっています。
出典:『MS-Japan』公式ホームページより
これを見ると「未経験者は転職が厳しいのかなぁ」と弱気になるかもしれませんが、落ち込むことはありません。
会計事務所に関していえば現在人手不足の状況です。
そこで、解決策として「やる気がある未経験者を育てようという!」という流れに変わりつつあります。
参考記事(MS-Japan) ⇒ 会計事務所は人手不足!その解決策と採用のポイント
転職先を見つけるまでには時間がかかるかもしれません。
しかし、会員登録して「未経験者OK」の求人が紹介されるのを待ってみる価値はあると思います。
⑤MS-Japanでは個別相談会を常時開催している
MS-Japanには全国4か所(東京・横浜・名古屋・大阪)の拠点があります。
そこでは、常時「転職セミナー」「個別相談会」が開催されていますので、転職に関する悩みを業界に精通したアドバイザーに気軽に相談することができます。
転職の相談って誰にでもできるものではありません。
転職したい業界に関する専門的な知識がある人じゃないと、相談する意味がありません。
具体的には次のようなテーマの個別相談が常時開催されています。
- 簿記試験合格後のキャリアを考える!個別相談会
- 10年後の自分は何してる?これからのキャリアを考える個別相談会
- いつかは転職したい。転職を中長期で考える方向け個別相談会
- 40代。最後の転職がしたい! これからのキャリアについて考える個別相談会
- 初めての転職を成功に導く!転職活動のポイントがわかる個別相談会
などなど
たった1分でできる無料の会員登録さえ完了すれば、すぐに個別相談会にエントリーできます。
まずは、あなたの悩みを業界に精通したアドバイザーに相談してみましょう!
⑥アドバイザーから「おすすめキャリア診断」を受けられる
無料の会員登録をすると、登録した経歴に基づきMS-Japanのキャリアアドバイザーが直接、今後の「キャリアの可能性」について診断してくれます。
- 企業に転職するのと、専門職として会計事務所に転職するのとどちらががいいのか?
- 資格を取得したものの、自分には今後どのようなキャリアの可能性があるのか?
「おすすめキャリア診断」は無料で受けられますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
自分では気づかなかった意外な可能性を発見することができます。
MS-Japanの3つのデメリット
①支店が都市部にしかない
MS-Japanは東京、横浜、名古屋、大阪が拠点となっているため、地方に在住の方がアドバイザーに直接会って個別相談を受けるのは難しいです。
地方に在住の場合は「電話相談」ということになります。
僕は地方在住ですので、電話相談で対応していただきました。
その時の印象は、アドバイザーの専門知識は豊富で違和感なく会話を進めることができました。また、対応はとても丁寧で好印象でした。
②未経験者への案件は少ない
MS-Japanは「経験豊富な即戦力人材」「難関資格取得者が多数登録している」ということを強みとして求人企業へアピールしています。
求人企業も当然そのような人材を求めて求人を出していますので、「未経験者OK」の求人は少なめです。
業界未経験の方が経理職や会計事務所を希望する場合、簿記関係であれば「日商簿記2級」以上の資格を取得しておく必要があると思います。
③管理部門・士業以外の求人は期待できない
MS-Japanは管理部門・士業に特化した転職エージェントであるため、それ以外の職種についての求人はほぼ期待できません。
MS-Japan利用の流れ
- STEP①:登録
- STEP②:キャリアカウンセリング・相談
- STEP③:求人情報紹介
- STEP④:選考・面接
- STEP⑤:内定・入社
『STEP③:求人情報紹介』では、企業風土や部署の人員構成など自分では絶対に入手できない貴重な情報を提供してもらえます。
特に会計事務所を希望する場合、「会計事務所業界ならではのルール」「所長税理士の性格」「男女の比率」「年齢構成」「試験勉強している従業員の有無」「残業状況」などをしっかりチェックしましょう。
そのほか次のようなサービスもMS-Japanから受けることができます。
- 職務経歴書の書き方」「面接の対策」などのアドバイス
- 面接日や入社日の⽇時調整
- 自分ではなかなか言いにくい年収の交渉
- 円滑に退職・入社するためのアドバイスや相談
なにかと労力がかかる転職活動ですが、これだけのサポートがあれば負担も大幅に軽減されます。
独自調査したMS-Japanの評判・口コミ
MS-Japanの利用者に当サイト独自でアンケート調査を行いました。
①しっかりとしたヒアリングで長所と短所の見直しができた
31歳(男性) | |
保有資格 | 公認会計士、行政書士、宅建 |
転職先 | 行政書士事務所→会計士事務所 |
5段階評価 | |
評判・口コミ | 経験豊富で専門的知識が豊富なアドバイザーが専属でサポートしてくれました。しっかりとヒアリングをしてくれた上で、先々を見据えた提案やアドバイスを具体的にしてもらえたためライフプランを見返すことができたり、長所と短所の見直しができたりと「自分自身を知る」という機会が増えました。それが結果的に理想に合致した職場に出会えることになりました。積極的に求人紹介をしてくれたり、条件交渉を代行してくれたりと親身に向き合ってもらえた対応が良かったです。 |
②経理の仕事をよく理解してくれるのは心強い
27歳(男性) | |
保有資格 | 日商簿記1級 |
転職先 | 未上場企業経理→上場企業経理 |
5段階評価 | |
評判・口コミ | MS-Japanは管理部門に特化した転職エージェントであるため、あらかじめ、経理職や税理士法人で働きたいなどの目的が明確に決まっている場合、とても頼りとなるエージェントです。なぜなら、その分野に精通しているため、私がどれくらいの経理知識を持っているのか、私のレベルであれば、どういった企業に入ることができるのか、上手にマッチングをしてくれました。経理の仕事を理解してくれているというのは非常に心強いと思います。 |
③企業側との情報伝達ももれなく正確にしてくれた
32歳(女性) | |
保有資格 | 税理士科目合格(簿・財) |
転職先 | 会計事務所→会計事務所 |
5段階評価 | |
評判・口コミ | 税理士や会計士に関する求人数がかなり多く、かなりの情報量がありましたので自分自身の視野を広げながら充実した企業の検討や分析をしていくことができました。専属でキャリアアドバイザーがサポートしてくれましたが、「どうなりたいのか」という将来的なビジョンも見据えながら提案やアドバイスをしてもらえたので自分自身の人生プランを考えなおすことができました。アドバイザーはワンフェイス型なので企業側との情報伝達ももれなく正確にしていけたのが良かったです。 |
④初めての転職でしたがしっかりサポートしてもらえた
35歳(男性) | |
保有資格 | 日商簿記1級、USCPA |
転職先 | 会計事務所→会計事務所 |
5段階評価 | |
評判・口コミ | MS-Japanを利用して良かった点は、「キャリアアドバイザーの質が高い」ところです。MS-Japanのキャリアアドバイザーは、会計、税務業界の理解度が高く、職務経歴などだけで判断することなく、自分の悩みや将来への希望なども含めてアドバイス、求人案件の紹介をしてもらうことができました。他にも、書類の書き方や面接対策などの転職活動のサポートも丁寧にしてもらえたのも、初めての転職だったのでとても助かりました。 |
⑤業種に合った職務経歴書・面接のアドバイスが非常に助かった
32歳(男性) | |
保有資格 | 税理士 |
転職先 | 会計事務所⇒機械メーカー財務職 |
5段階評価 | |
評判・口コミ | 将来的には自身で税理士事務所を立ち上げる予定で、その前に一般企業の経理や財務を経験しておいた方が良いと思い転職活動で MS-Japanを使い転職活動をしました。キャリアアドバイザーは私の将来的なキャリアプランを良く理解してくれて、メーカーやITの経理・財務の仕事を色々と紹介してくれた事には満足しています。事業会社向けの職務経歴書の作り方のアドバイスや面接で気をつけるポイントも教えてくれて非常に助かりました。 |
MS-Japanのホームページにあった評判・口コミ
MS-Japanのホームページでは転職成功者インタビューが掲載されています。
ここではその一部を箇条書きにしてご紹介いたします。
U・Tさん・男性(31歳)
- 個人会計事務所(年収:400万円)⇒独立系大手会計事務所(年収:420万円)
- 転職に要した期間2ヶ月
- より高度なスキル習得を目指して大手・中堅クラスの会計事務所を目指していた。
- 担当クライアントの規模と社内に有資格者がいるかどうか等を重視しての転職活動。
- キャリアアドバイザーの的確なアドバイスで面接の対策もできた。
- 優良会計事務所を紹介してもらいとても感謝してる。
S・Sさん・女性(25歳)
- R社(年収:250万円)⇒小会計事務所(年収:238万円)
- 転職に要した期間2ヶ月
- 一生働き続けられる仕事をしたかった。
- 簿記3級の合格をきっかけに、ホテルで製菓を作る仕事から経理職を目指す。
- 未経験のため「経理・会計の指導を受けられる職場」「学校に通える環境がある職場」を希望。
- 未経験者が「会計事務所」で勤めることが難しいことをキャリアアドバイザーとの会話で再認識。
- 学校に通わせてもらえる理解のある事務所に巡り合えた。
S・Sさん・女性(25歳)
- 中小会計事務所(年収:300万円)⇒大手メーカー(年収:380万円)
- 転職に要した期間2ヶ月
- 税理士資格やこれまでの経験を活かし、より規模の大きな一般事業会社で実務経験を積みたい。
- 「職場環境が悪くないこと」「どのような経験ができキャリアアップできるか」を重要視。
- 税務プラスアルファで会計業務にも携われ、キャリアアップを図れるという点に魅力を感じた。
- 職場環境についても詳しい情報をキャリアアドバイザーから事前に教えてもらうことができた。
ツイッターで見つけたMS-Japanの評判・口コミ
ツイッターでは次のような意見もありました。
転職エージェント【MS-Japan】を実際に利用して
良かった点・メリットは✅管理部門・士業の求人の質
✅応募企業への精通度合いの高さ
✅職種別の職務経歴書サンプル特に企業担当者からの面接ポイントや
企業情報はエムエスジャパンだからこそ成せる業だと思いますサンプルもとても役立ちました
— たかひろ@九大卒副業ブロガー (@tak156) May 16, 2019
MS-Japan転職体験談①:会計事務所から会計事務所へ転職した28歳女性
転職活動時のプロフィールは?
28歳(女性) | |
保有資格 | 税理士試験(簿記論)、日商簿記2級 |
転職先 | 会計事務所→会計事務所 |
転職前はどのような仕事をしていましたか?
転職活動を行っていたのは会計事務所の正社員になって丸6年経った頃でした。
当時の年齢は28歳で未婚でした。
当時持っていた資格のうち経理関係として挙げられるのは「日商簿記検定の2級」「税理士試験の簿記論」です。
転職活動を開始する頃におこなっていた業務は会計事務所での経理業務です。
具体的にはクライアントの経理代行のほか、自社の記帳等もおこなっていました。月次監査や面談といった、直接的な顧客対応の経験はほとんどありませんでした。
転職しようと思った理由は?
もともとインターンとして大学3年生の秋頃から勤務をしていたため、1つの会計事務所に8年ほど在籍しておりました。
インターン時代に代表社員からお声がけいただいたことで正社員としての入社を決めたため、就職活動というものを全くしませんでした。
その会計事務所のことが大好きだったのですが、転職活動の経験がなく自社以外を知らなかったため、次第に他の会計事務所の雰囲気や仕事内容に興味が出てきました。
また、顧客対応をしたいという気持ちが強かったのですが、当時その事務所では、顧客対応をほぼ全て上司がおこなっていたため、私にまわってくる機会がなさそうでした。
これらの理由から、他の会計事務所で働いてみたいという気持ちが起こりました。
MS-Japanを選んだ理由は?
MS-Japanは経理等の管理部門や税理士等の士業に特化したエージェントで、会計事務所の紹介数が特に多いことと聞いていました。
私は次も会計事務所に転職すると強く決めていたため、その分野に特化しているMS-Japanを利用することにしました。
実際に会計事務所への転職対策に強く、エージェントさんもかなり専門知識があったため、会計事務所転職において非常に有益なアドバイスをたくさんいただくことができました。
併用して、大手転職エージェントである「リクルートエージェント」も利用していました。
大手ということもあり、わかりやすくて説得力のあるアドバイスが多かったです。
特に自己分析や志望動機の作成について助けられ、納得のいくものが作成できました。
実際の転職活動はどんな感じ?
まず転職エージェントの方とのすり合わせからはじめました。
転職の動機を明確化させたり、自分の志望している会計事務所の特色を洗い出したりして、転職活動の土台づくりをおこないました。
転職の動機や会計事務所を選ぶ基準というのは、転職活動をするうえで最も基礎的な部分になりますので、かなり力を入れたところです。
転職エージェントの方と話をすることによって、自分が求めているものや望んでいることを明確にしていくことができました。
特にMS-Japanとの電話面談を通して、会計事務所に転職する上で大切になるポイントについて重点的に対策できました。
履歴書・職務経歴書の書き方についてもアドバイスをいただきました。
特に職務経歴書は初めて作る書類でしたが、それまでの経験をアピールするために重要なものでしたので、どのように作成したら良いかをたくさん教えていただきました。
結果として、しっかりと自己アピールのできる書類を作成することができたと思います。
最終的に7社受けたのですが、そのうち7社で面接、2社で筆記試験をおこないました。
面接ではどの会計事務所でも、退職理由や志望動機、それから自分のやりたい仕事について中心に聞かれました。
筆記試験の内容は会社によって全く異なり、簡単な会計知識を問うものと、一般常識を問うものがありました。
転職先の会計事務所はどんな感じ?
転職先の会計事務所は従業員数7人のやや小さめなところでした。売上高は把握していません。
前職の会計事務所は従業員数10人超えのところでしたので、より規模の小さいところに転職したということになります。
スムーズに前職を退職できましたか?
有難いことに特に問題なくスムーズに退職することができました。
上司に多少引き止められることはありましたが、最終的には応援していただけるようになりました。
転職の理由がはっきりしていたことと、私のやりたいと思う仕事が当時所属していた会計事務所ではできそうになかったことから、退職したほうが良いという結論に至ったようです。
転職が決まるまでにかかった期間は?
転職活動をはじめてから内定をいただくまでにおよそ「2ヶ月」かかりました。
転職先が決まる前に退職し、1ヶ月半ほどは転職活動に専念しておりました。専念といっても週に1件の面接というスローペースでした。
転職後にやりたいことが明確だったので、それをできそうな会計事務所選びやリサーチ、それから自分をしっかりアピールするための準備等に割く時間はかなり多かったです。
転職後の年収は残業時間の変化は?
転職後、年収は30万円アップしました。
持っていた資格や前職での知識経験を評価いただき、さらに私の希望年収についても考慮いただけたことが、年収アップにつながったと思います。
閑散期の残業時間は特に変化ありませんでしたが、繁忙期の残業時間は倍以上になりました。
ですが、前職の残業時間が極端に少なかったという背景がありますので、一般的な会計事務所の残業時間になっただけだと自分では納得しています。
職場の人間関係はどうでしたか?
人間関係の変化ですが、転職先に同性・同年代の社員がおらず親しく話せる人がいなかったこと、転職先の代表社員が仕事とプライベートをきっちり分ける人であったことから社内の人間関係は希薄になりました。
前職がかなりアットホームで風通し良く、人間関係が良かったことから、こちらは少々不満がありました。
人間関係については入社してみないとわからない点ですので、転職活動中にリサーチするのは難しい部分だと感じました。
どんな求人を紹介されましたか?
MS-Japanは会計事務所の紹介数が多く自分に合いそうだと思うところを選ぶことができました。
また、キャリアアドバイザーの方が私の持っている転職後のイメージや会社に求めているものを完璧に把握してくださったので、紹介していただく求人もそれらに合ったものばかりでした。
会社の持つ色や特徴もさまざまで、自分の理想に合致した会計事務所をいくつもピックアップすることは、転職エージェントを通さないと難しかったと思います。
キャリアアドバイザーの対応や、経理職・会計事務所の知識レベルはどうでしたか?
キャリアアドバイザーの方はとても丁寧でした。
また、MS-Japanのキャリアアドバイザーの方は、私が利用した転職エージェントの中でも一番親身になって対応してくださり、現在の志望動機だけでなく将来を見据えた目標についてなど、より具体性のある会話ができたと思います。
年収交渉、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などのサービスはどうでしたか?
年収交渉については、私の願望と経験を聞いたうえで、希望年収を達成するためのアピールとなるポイントを具体的に考えてくださいました。
また転職のために履歴書・職務経歴書を書くのははじめてだったので、細やかな添削には非常に助けられました。
面接対策については、会計事務所の特色という点を重視したうえで、具体的なものを一緒に考えていただけました。
これらのサービスに対して非常に満足しています。
今回の転職は成功?失敗?
転職したことで、これまでにはなかった悩みは生まれました。
会社の雰囲気を作る上で重要な人間関係が希薄であったこと、残業時間が多かったことは、前職では抱いたことのなかった不満です。
ですが年収アップ、やりたい仕事の実現、仕事の幅の拡大は転職しなければできなかったことです。私の転職動機であった願望は全て叶ったと言えますので、総合的に見れば成功だったと思います。
転職エージェントとのやり取りを通じて、志望動機や会社に求めるものを明確化できたことが、成功の大きな理由だと思います。
MS-Japan転職体験談②:非上場経理から上場経理へ転職した29歳男性
転職活動時のプロフィールは?
29歳(男性) | |
保有資格 | 日商簿記3級、FP2級、基本情報技術者 |
転職先 | 非上場経理→一部上場経理 |
転職前はどのような仕事をしていましたか?
私は新卒から一貫して約7年間経理の仕事をしている現役の経理部員(29歳の未婚男性)です。
転職活動時の保有資格は「日商簿記3級」「FP2級」「基本情報技術者」でした。
学生時代は経営学部で、当時から簿記の資格を取得していたためか、新卒で入社した企業で経理部に配属されました。
- 非上場企業
- 製造業
- 売上高300億円
- 従業員数200名
転職するまでの約3年間で担当していた業務は以下のとおりです。
転職しようと思った理由は?
転職を考えた理由はこの2つです。
- 残業代が出ないから
- 経理としてもっとキャリアアップしたいから
配属され数ヶ月がたつと任される仕事が多くなり、残業することが増えてきましたが、残業代が出ることはありませんでした。
「働いた時間の分はお金がもらえる」という当たり前の価値観が通じないことは、当時の私にはショックが大きかったです。
加えて「もっと専門知識を身に着けたい」「様々な経験を積みたい」と考えていたのですが、担当業務があまり変わらず、飽き飽きしていました。
また、上場か非上場かで経験できる業務に違いがあることがわかったのも要因の一つです。
MS-Japanを選んだ理由は?
転職に関する情報をネットで検索していくなかで、多くのサイトでMS-Japanが取り上げられていました。
数ある大手転職エージェントではなくMS-Japanを選んだ理由は「管理部門に特化した転職エージェント」だと謳っていたからです。
転職エージェントは求職者の意見を汲んで親身になって企業を紹介してくれますが、それはすべて自社の売上のためです。
転職させて、転職先の企業から紹介手数料を得ることが目的です。
つまり、転職エージェントを使うと「求職者は経理職を希望しているのにもかかわらず、エージェント側の都合で他の職種を勧められる可能性がある」ことを懸念していました。
その点、MS-Japanは「管理部門専門」を掲げているため、「経理職を希望している求職者に無理やり営業職を勧める」などといったトンデモ事件には遭遇しないだろうと考えました。
実際の転職活動はどんな感じ?
転職活動にかかった期間は、準備から退職を終えるまでトータルで「約2ヶ月」でした。
一般的には、転職活動にかかる期間は3~6ヶ月と言われているので、かなり早期に終えることができました。
【転職準備:2週間】
転職を決意しMS-Japanへの申込を済ますと、キャリアアドバイザーと面談を行いました。
まずは自身の経歴の「棚卸」を行い、現職の不満な点や転職先企業に求めるものを明確にすることで、応募する企業や転職活動のゴールを定めます。
私は転職先の企業に求める条件をこの2つに絞りました。
- 時間外手当が支給される
「残業代を出すことが当たり前」という風土を重視 - 上場企業である
監査対応や開示書類作成など、非上場企業では行わない業務を経験できるから
逆に言えば、上記の2つ以外は重視しないということです。
たとえば、以下の条件については気にしませんでした。
- 給与水準が低い
給与の少なさに物足りなくなった時に、また転職すればよい - 残業時間が多い
プライベートの時間を削ってでも、少しでも早く経験を積みたい
転職活動の成否は、いかに企業や自分自身の分析ができたかで決まります。
ここを疎かにしてしまうと、応募書類(履歴書および職務経歴書)の作成に支障が出ますし、面接の回答も「それっぽい言葉」を並べるだけになってしまいます。
その後、応募書類を作成します。先の段階で自己分析がきちんとできていれば、後はそれを文章に落とし込むだけです。
ネットで探せば例文が山ほど出てきますので、存分に参考にさせてもらいました。
【応募・選考・内定:2週間】
私が転職した企業の選考は以下の流れで進みました。
ステップ①:書類選考
↓
ステップ②:一次面接
↓
ステップ③:最終面接
一次面接は経理部長と1対1で行いました。
「前職で経験した業務」「当社の志望理由」を中心に質問されました。
一問一答の形式であまり深堀りされず、世間話を挟むような終始和やかな面接でした。
数日後に合格の連絡を頂き、一次面接からおよそ1週間後に最終面接が行われました。
面接官は2名(経理部長と管理部門担当の役員)でした。
役員の方は実務に明るくないのか、質疑を行うのは主に経理部長でした。
主に「当社で何がしたいか」を問われる内容だったのですが、一次面接と違い私の回答に対してかなり深堀りされました。
ニコニコと穏やかだった部長が、一次面接とは打って変わった雰囲気だったので面食らって動揺してしまったのを覚えています。
翌日に内定の連絡を頂き、年収交渉を行ったのち承諾しました。
【引継ぎから退職まで:1ヶ月】
内定を得た翌日に、上司に退職の意思を伝えました。
正直なところ、面接よりこちらのほうが緊張したかもしれません。
「引き止められるかもなぁ…そうなったらなんて言い返そう」なんて考えていたら、個室に呼び出されました。
しかしカウンターオファーがあるわけでもなく、「どこの会社も似たようなものだぞ」といった、ありきたりな言葉を並べられたこともあり、気持ちよく見切りをつけることができました。
就業規則により、退職意思を伝えてから1ヶ月後でないと退職できなかったので、1ヶ月かけて業務の引継ぎを行った後、退職しました。
転職前と転職後を整理すると以下の通りです。
転職前 | 転職後 | |
業種 | 製造業(非上場) | 卸売業(東証一部上場) |
売上高 | 300億円 | 500億円 |
従業員数 | 200名 | 500名 |
担当業務 | 現金出納、旅費経費精算、債権債務管理、銀行折衝補助 etc | 単体及び連結決算、監査対応、開示書類作成、子会社予実分析 etc |
MS-Japanのサービスに満足できた?
要望に沿った求人を紹介してくれた点で大満足でした。
要望に合わないものを紹介されることもなくはないですが、その際はエージェント側から一言申し添えがあります。
たとえば私の場合は、「未経験でもいいから若い男性が欲しい」という非上場企業を紹介してくれました。
もちろん応募するかしないかは求職者の自由です。
キャリアアドバイザーは経理職への理解度が深く、転職に求められる「経験」「有利な資格」「転職に適した年齢や時期」など、かなり詳細に教えてくれます。
実はこの転職以後も何度か転職活動を行いました(転職そのものはしませんでした)が、そのたびに有益な助言や企業情報を頂きました。
時には「今は転職はしないほうがいい」など、転職エージェントにとってはプラスにならない話までしてくれるほど、求職者に向き合ってくれます。
また、応募書類の添削や面接対策などのサービスもありました。
しかし私の応募書類は、誤字脱字を校正されただけで特に指摘事項はなかったとのことでした。
面接対策も同様で、模擬面接を行った際は「志望動機は?」「自己PRをしてください」といった基本的な質問に答えると、「あ、これなら大丈夫です」と早々に切り上げられてしまいました。
受け答えの様子や回答内容から、面接対策に時間を割かなくてもよい人物だと判断したとのことでした。
なので面接指導に関するサービスの質の良し悪しはわからないというのが本音です。
その反面、企業との年収交渉をしてくれるのはかなり有益だと感じました。
求職者の立場から企業に待遇の話を切り出すのはなかなか勇気が必要ですが、全て代行してくれるので企業と求職者が直接やり取りすることはありません。
なので、遠慮せず年収の要望を伝えることができます。
私の場合は、前職より上げてほしい旨を(しつこく)伝えてもらったところ、前職より50万円増となりました。
もちろん交渉を始めたのは内定をもらった後です。
今回の転職は成功?失敗?
今回の転職は大成功でした!
私の転職の目的は前述のように、
- 時間外手当が支給される
「残業代を出すことが当たり前」という風土を重視 - 上場企業である
監査対応や開示書類作成など、非上場企業では行わない業務を経験できるから
この2点を満たす企業でした。
結果として全ての目的を達成することができました。
転職してみて驚いたのは、「年収」と「自身の能力」には関係がなかったということです。
「優れた能力を持っている人材は、より高い収入を得る」という考えは間違っていると気づきました。
今でこそ幅広く業務を任せてもらっていますが、転職当初は前職の仕事内容に毛が生えた程度のことしか担当していませんでした。
それでも年収は増加したのです。
会社員の年収は「能力やスキル」ではなく「どこの企業に勤めるか」が重要だということを身を持って体験できました。
MS-Japan転職体験談③:会計事務所から会計事務所へ転職した24歳女性
転職活動時のプロフィールは?
24歳(女性) | |
保有資格 | 日商簿記2級 |
転職先 | 会計事務所→会計事務所 |
転職前の会計事務所はどんな感じでしたか?
私は大学3年生のときにインターンとして会計事務所に入社しました。
インターンとして会計事務所で働き始めた理由は、大学で会計を学び日商簿記2級を取得できたこともあり、会計の知識を生かせる仕事をしたいと思ったからです。
インターンとして1年半はひたすら「仕訳の入力業務」をやらせていただきました。
正社員になってからの2年半は会計事務所の基礎的な業務が中心で、お客様と接する機会は比較的少なかったです。具体的な業務は次の通りです。
- 記帳代行
- 給与計算
- 社会保険手続き
- 法人決算書作成補助
- 年末調整
- 個人の確定申告
転職を決意した動機は?
正社員になって2年ほど経った頃から、別の会計事務所で働いてみたいという気持ちが生まれてきました。
というのも、一般的な就活というものを経験してこなかったため、他の会計事務所の様子を全くといっていいほど知らなかったからです。
他の会計事務所はどんな風に仕事をするのか、どんな雰囲気なのか知りたいという気持ちがありました。
また、その頃少し体調を崩してしまっていたこともあり、少し休んで体調をしっかり治し、別の会計事務所で心機一転やり直したいとも思っていました。
そういうわけで、インターンとして1年半、正社員として2年半お世話になった会計事務所を退職し、別の会計事務所に転職することに決めました。
ちなみに、別業界に転職しようという考えはありませんでした。
会計事務所の仕事が大好きだったこと、この分野で専門性を高めたいという思いが強かったことから、次も会計事務所に転職すると決めていました。
なぜ別の会計事務所に行きたいと思ったのですか?
私の場合、体調面での理由もありましたが、別の会計事務所で勤務することで自分の世界を広げつつも専門性を深めたいと思ったことが理由でした。
今は転職理由をしっかり説明することができますが、これをうまく言語化するまでには相当な時間がかかったのを覚えています。
MS-Japanを利用した感想は?
私はMS-Japanの担当者との会話を通じて「自分の強みや弱み」「目標」といったものを明確に言語化できました。すると、どんどん転職活動がしやすくなったのを覚えています。
転職エージェントの力をお借りして本当に良かったと思います。
転職活動ではどのような事を意識しましたか?
会計事務所から会計事務所への転職なので、「即戦力」として自分の経験がどのように生かせるかというところをアピールポイントとして常に考えていました。
私の場合、インターン時代からの積み重ねがありましたので、とにかく基礎力には自信がありました。
また、さまざまな会計ソフトの使用経験もありましたし、会計事務所の基本的な業務は一通りやらせていただいていましたので、それらの経験が生かせるということを常にアピールするようにしていました。
別の会計事務所に転職するメリットがある人は?
会計事務所から別の会計事務所に転職するメリットがある人は次の2パターンです。
① 明確な目標がある人
現在の会計事務所をやめて別の会計事務所に転職するということは、いわば同業種・同職種間での転職となります。
なぜ同じ仕事を、別の会計事務所でやりたいのか?
この点を説得力を持って説明できるぐらいに明確な目標のあるかたには、別の会計事務所に転職するメリットがあると思います。
逆に、あまり具体的な理由がない方や、なんとなく転職したいというかたにはおすすめできません。
転職理由が弱い場合、志望動機に説得力がありませんし、なにより労力をかけて転職活動をする意味があまりないと思うからです。
② もっと経験を積みたい人
ひとくちに会計事務所といっても、事務所によって「雰囲気」「得意とする分野」「人間関係」などさまざまです。
ひとつの会計事務所でじっくり専門性を高めるのもとても素敵ですが、世界を深めるだけでなく世界を広げたいという願望を持つかたは、別の会計事務所に転職してみるのも良いかもしれません。
会計事務所によって経験できることもさまざまです。
もっと幅広く経験を積みたいという方は、別の会計事務所への転職を検討してみても良いと思います。
これから別の会計事務所へ転職される方へ伝えたいことは?
会計事務所の基本的なお仕事内容はどこも同じかもしれません。
しかし、事務所の雰囲気、仕事のやり方、人間関係は全然違います。
私は最初に入社した会計事務所が今でも大好きですが、転職して別の事務所を経験できたことも良かったなと思っています。
これから別の会計事務所へ転職されるかたは、「転職の動機」や「目標」を明確にすることが第一です。
また、必要に応じて転職エージェントの力を借りるべきです。
無理のない範囲で、でも妥協はし過ぎないで理想の転職ができることを願っています。
会計事務所・税理士法人への転職なら「ヒュープロ」も利用すべき!
MS-Japanは士業・管理部門に特化した転職エージェントとして、会計税務界隈では最も有名な転職エージェントです。
しかし、会計事務所・税理士法人の求人数では「Hupro(ヒュープロ)」が最多を誇っています。
検索条件も豊富に設定でき、理想の職場環境を見つけやすくなっています。
下は実際の検索画面です(画像をクリックするとジャンプできます)。
「資格取得応援」という条件で検索してみると次のような求人がたくさん出てきました。
資格の勉強と仕事を両立したいとお考えの方は、一度ヒュープロで検索してみることをおすすめします。
税理士の目線からヒュープロの特徴や評判を徹底的に調査した記事はコチラ「ヒュープロ(Hupro)の評判は?東京都内の会計事務所に転職したい人は必須!」です、ぜひ参考にして下さい。
\ヒュープロは会計事務所の求人数No.1/
まとめ
MS-Japanは27年以上、管理部門・士業に特化した転職エージェントです。
経理職・税理士業界の知識豊富なアドバイザーが、何かと苦労する働きながらの転職活動をサポートしてくれます。
「都市部での転職を希望する方」「実務経験者」「資格保有者」にとっては、ぜひ登録しておきたい転職エージェントだと言えます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメントを残す