「税理士試験の予備校や通信講座の受講料はちょっと高い…」
なんとか「独学」で税理士を取得できないか、とお考えの方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、「税理士試験の独学は、超天才以外は止めた方がいい」です。
この記事では、なぜ税理士試験の独学が無理なのかを解説してみたいと思います。
それから、税理士試験を挑戦する前に、簿記3級を取得したいとお考えの方もいると思います。
そんな方は、下の記事も参考にしてみて下さいね。
こちらの記事は、通関士資格を持ち、僕のブログ友達でもある「神高さん」の記事です(^^)
【コスパ最強】スタディングの受講料は大手予備校の1/5程度です。
独学の定義
そもそも、独学の定義って考えたことありますか?
僕が思う資格の勉強における独学の定義は
「通信講座も独学じゃないの?」って思う方もいらっしゃると思います。
Wikipediaでは独学の定義についてこう書いてありました。
「学ぶにあたって、先達者の指導を仰ぐことなく独力で目標をたてて習熟しようとする学習方法」
予備校や通信講座は、既に資格取得した先達者が合格のためにベストな学習カリキュラム、学習期間、学習方法などを研究し、それを教材にして受講生に提供しています。
なので、予備校や通信講座は先達者から指導を仰いでいるものと考えられるので、独学ではないといえます。
独学が「無理ゲー」な理由
市販されている参考書・問題集を自分で選んで購入し、自分で学習計画を立てて勉強する「独学」がなぜ無理なのでしょうか?
それには次の「5つの理由」があります。
理由①:税理士試験は相対試験
税理士試験の合格ラインについて、国税庁のホームページでは
「どの科目も満点の60%取れば合格」と説明しています。
(出典:国税庁)
しかし、税理士試験では合格率が毎年約15%になるように配点調整されていると言われています。
その証拠に、税理士試験の過去15年間の合格率推移を見ると、12.8%~18.8%とほぼ一定です。
もし、日商簿記3級検定のように「絶対評価の試験」なら、試験の難易度によって毎回合格率にバラつきが出るのが普通です。
日商簿記3級検定の過去10回の合格率推移を調べてみると、27.1%~67.2%と合格率に大きな開きがありました。
このように、税理士試験はライバルに勝たないと合格できない「相対試験」であることが分かります。
そして、税理士試験の受験生の多くは「予備校」「通信講座」を利用して勉強しています。
予備校は税理士試験のプロフェッショナル。
予備校や通信講座には長年の経験と実績があり、合格するために徹底的に研究しつくしたカリキュラムを受講生に提供します。
そんなライバルたちと競って自分が上位15%に入れる自信がありますか?
理由②:常に不安が付きまとう
資格試験に限らず、何か難しい問題と長期間戦っていくときに一番大事なことは、「その方法が本当に正しいと確信できる」ことです。
税理士試験を「登山」に例えると分かりやすいです。
独学は山をナビゲーターなしで登る行為に近いです。
近所にある小さな山なら自力で登ることも可能でしょう。
しかし、エベレストとなるとどうでしょう?
「本当にこのルートで頂上まで行けるのかな?」って登っている途中で必ず不安になります。
あなたが不安に駆られている間にも、ライバルたちは優秀なナビゲーターに案内され、迷うことなく確実に頂上に向かっています。
こんな状況でも、あなたは自分のやり方を信じて突き進めますか…?
理由③:武器が貧弱
独学は合格に導いてくれる先生がいません。
なので、他のライバル達に勝つには、せめて強力な武器(テキストや問題集)ぐらいは欲しいところです。
しかし、市販されている税理士試験用のテキストの数はかなり少ないです。
簿記検定2級・3級などは市販のテキストのみを利用し、独学で十分合格を狙えるレベルの資格です。
なので、市販のテキスト・問題集が豊富にあります。
しかし、税理士試験は独学でチャレンジする人がほとんどいないため、市販されているテキストが少ないのではないかと思います。
⇒【スタディング合格体験談】独学と講義は全然理解のスピードが違います…
理由④:勉強場所の確保が難しい
税理士試験は「電卓」を使用しますが、電卓を使用できる勉強場所が意外に少ないです。
「いやいや、図書館があるじゃないか!」って言われるかもしれませんが、図書館は電卓を使用することができないところも多いのです。
電卓の「カチャカチャ」っていう音がダメみたいです。
僕も図書館でこっそり電卓を使ったことがありますが、何回も注意されたので結局諦めたという経験があります。
一方、予備校には電卓が使用できる自習室がありますので、周りを気にすることなく計算問題を思う存分やることができます。
したがって独学の場合、「自宅」「カフェ」「有料の自習室」などで勉強するしかありません。
独学を検討する方の多くは「コスト」を1番気にしているので、カフェや有料の自習室という選択肢は難しいかもしれません。
最もコスパが良いのは「自宅での勉強」ということになります。
ただ、自宅での勉強はかなり強い精神力が必要となります。
なぜなら、自宅にはテレビ、パソコン、布団などの誘惑がメチャクチャ多いからです。
受験生にとって誘惑が少なく、集中できる勉強スペースの確保は超重要なポイントです。
理由⑤:仲間がいない
税理士試験は取得するまでに早くても5年、平均で10年かかるとも言われています。
取得までの数年間、たった一人でモチベーションを維持し続けることは、相当難しいです。
その点、予備校に通えば、勉強仲間ができますので「あいつも頑張ってるし負けられん!」っていう気持ちになります。
なので、モチベーションが下がってきたときの復活も比較的早いです。
例えるなら、自転車レースで有名な「ツール・ド・フランス」みたいな感じです。
自転車のロードレースはお互いライバルだけど、順番に先頭を交代しながらゴールをめざします。
長期間戦っていくためには、ライバル同士であっても持ちつ持たれつで、助け合いながらゴールを目指すことは大きなメリットです。
税理士試験に独学で合格できたら天才です!
以上5つの理由から、税理士試験に市販のテキストと問題集だけで合格できる人は「天才」と言っても良いのかもしれません。
ここで思い出して頂きたいのは、「何を目標としているか」についてです。
②趣味として税理士試験を受けるので期間は気にしない
この記事を読んでいる多くの方はおそらく「①」だと思います。
答えが②もしくは、自分は「とてつもない天才」だという自覚がある場合は、独学でチャレンジしても良いのかもしれません。
時間は有限です。
自分が果たしたい目標までに何年で到達しなければならないのかを今一度よく考えて、方法を選択することをおすすめします。
コロナで自宅学習の重要性が高まった
上で、独学は「勉強場所の確保が難しい」という点について解説しました。
しかし、2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大で事態が少しかわりました。
国税庁からの発表によると、税理士試験の当日「新型コロナウイルスに感染していたり、発熱などの症状がある人は受験を拒否または停止することがある」とのことです。
1年間頑張って勉強して、受験できないって悔やんでも悔やみきれません。
これにより、受験生は今まで以上に体調管理に気を付ける必要が出てきたのです。
今までは予備校で思う存分勉強できましたが、これからは感染をなるべく回避するため、自宅学習の重要性が高まってきました。
今後は、自宅学習を中心としつつ、時々カフェや有料の自習室をするといった勉強スタイルに変化するものと予想されます。
コスパ最強の通信講座「スタディング」
独学が難しいのは分かったけど、できればコストを抑えたいという方も多いと思います。
僕が税理士試験を受験していたころは、1科目につき年間10~20万円支払って、大手の予備校で勉強するというのが一般的でした。
なので、5科目合格するにはトータルで150~200万円の受講料が必要でした。
しかし近年、急速なスマホの進化により低価格のオンライン通信講座が人気を集めています。
オンライン通信講座の中でも圧倒的な的な低価格を誇り、官報合格者も輩出しているのが「スタディング税理士講座」です。
「業界最安値」「スマホで勉強できる」という点が評価され、スタディングの利用者数は近年爆伸びしています。
スタディングの受講料は大手予備校の1/5程度です。
僕が実際にスタディングを体験して感じたことを記事にしています。
他社との価格比較や、デメリットについても解説しています。
コスパ重視で税理士を目指したい方は、ぜひ参考にして下さい。
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まとめ
- 独学とは「市販されている参考書・問題集を自分で選んで購入し、自分で学習計画を立てて勉強すること」
- 無理な理由①:試験は相対競争
- 無理な理由②:ナビなしでエベレスト登頂はキツイ
- 無理な理由③:市販されているテキストが少ない
- 無理な理由④:誘惑が多い自宅での勉強を強いられる
- 無理な理由⑤:仲間がいないのでモチベーション維持が難しい
- コスパ重視なら格安の通信講座がおすすめ
残念ながら税理士試験は、優秀なナビゲーターなしで市販のテキストや問題集のみの「独学」で合格できるほど簡単な試験ではありません。
とはいえ、これから税理士試験を検討しようとしている方にとっては、予備校や通信講座の授業料はかなり高いと感じるかもしれません。
しかし、これは自分への「投資」です。
大きなものを得たいのであれば、ある程度の投資コストがかかることは当然のこと。
なので、ここは受け入れて頂きたいところですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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