はじめまして、はらすけです。
僕は限りなくブラックに近い中小企業を退職後、30歳から勉強を始めて約6年で税理士になりました。
2カ所(東京と地方)の会計事務所で合計10年以上働いた経験があります(今現在も会計事務所に勤めています)。
この記事を読むと次の『2点』を理解することができます。
②:会計事務所の繁忙期と閑散期はいつなのか
会計事務所で働きながら税理士資格の取得を目指したい方に、ぜひ前もって知っておいて欲しい内容となっています。
会計事務所は税理士が「個人経営」しているところが大半を占めていますが、「税理士法人」という会社形態をとっている規模が比較的大きいところもあります。
今回は僕の経験をもとに、最も数が多い「従業員約10人未満」の一般的な会計事務所のケースをご紹介させていただきます。
経験を踏まえながら、できる限り具体的にわかりやすく解説しましたのでぜひ最後までお読みください。
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ヒュープロを税理士の視点から詳しく解説した記事はこちら「ヒュープロ(Hupro)の評判は?東京の会計事務所に転職したい人は必須」
会計事務所の仕事内容
会計事務所の仕事は次の2つで大半を占めています。
ちなみに『会計事務所』と『税理士事務所』は同じ意味と考えて頂いてOKです。
②:税金その他経営に関する様々な相談にのる
ではそれぞれ具体的に解説します。
税金の申告書や会計帳簿の作成をお手伝い
会計事務所のクライアントは商売をしている『会社(法人)』と『個人事業主』です。
会社や個人事業主は1年間の利益を計算し、その利益に基づいて税金を納める義務があります。
利益を計算するためには、日々発生するお金に関する取引を「簿記」というツールを使って会計帳簿に記入し、1年間の全取引をまとめた「決算書」を作成する必要があります。
さらに、納める税金は「決算書」で算出された利益をもとに、税法で定められたルールに従って計算します。
本来なら、会社や個人事業主が自分で利益計算や税金計算をすべきなんですが、会計や税金のルールがあまりにも複雑すぎて手におえないのが現実です、、、。
そこで、会計事務所がそのお手伝いをしているというわけです。
実際に、会社の約90%は会計事務所と顧問契約を結んでいると言われています。
では、より具体的に解説します。
①:月次巡回監査(げつじじゅんかいかんさ)
月次巡回監査とは、クライアントである会社や個人事業主を定期的(1~2ヵ月に1回くらい)に訪問し、正しく会計帳簿が作成されているかどうかチェックする仕事です。
会計事務所の仕事で最も多くの時間を使うのがこの月次巡回監査です。
商売をしていると日々お金に関する取引が発生しその都度、請求書の発行や受領、領収書の発行や受領、契約書などの『資料』が発生します。
会計事務所はこれらの商売に関する取引が、会計帳簿に正しく記入されているかどうかを資料と照らし合せながら確認し、「試算表(その時点での貸借対照表と損益計算書)」を作成します。
試算表はその時点での「会社の健康状態」を表す資料になるので、経営者が経営判断をするうえで重要な資料となります。また、クライアントが金融機関から融資を受ける際には、必ずこの試算表の提示を求められます。
会計帳簿は、各クライアントが会計ソフトに会計データを入力して作成するのが一般的です。
しかし、中には「手書き」で作成している会社もありますし、全く会計帳簿を作成していない会社もあるので、その時は資料を持ち帰り会計事務所の職員が会計ソフトに会計データを入力することになります。
これを「記帳代行」と呼んでいます。
月次巡回監査は、各クライアントの事情に合わせた作業になります。
②:決算申告業務
月次巡回監査を1年間積み重ねることによって、ようやく「決算書」が完成し、クライアントの1年間の利益額が確定します。
決算書の利益額に基づき、税法のルールに従って納税額を計算し、税務署、都道府県、市町村に提出する申告書を作成します。
申告書の作成は専用のソフトを使用します。
税法は複雑怪奇で作成する書類も多く、零細企業でもA4用紙で20~30枚ほどの分量になります。
会計帳簿の作成は、頑張ればクライアントが自力でなんとか作成することも可能です。
しかし、税金の申告書についてはルールが複雑な上、毎年税法の改正が行われるのためクライアントが自力で作成ですることほぼ無理です。
なので、会社の約90%は会計事務所に申告書の作成を依頼しているのが現状です。
また、税金の申告書を提出すると、後日クライアントのところに税務署から調査に来ることがあります。
この「税務調査」への対応も、会計事務所の重要な仕事の一つです。
③:年末調整業務
会社や個人事業主は勤務している従業員の1年間の所得税を計算し、従業員の代わりに税務署に税金を納めることになっています。これを『年末調整』と呼んでいます。
毎年、12月か1月に税金が戻ってきて「やったー!」って喜ぶアレです。
従業員の所得税を計算する際にも複雑な税法のルールに従わなければならず多くの場合、会計事務所がその計算をサポートしています。
④:確定申告業務
個人は毎年3月15日までに、前年の所得を計算し申告書の提出と、税金を納めなければなりません。これを『確定申告』と呼んでいます。
具体的には、2020年分の所得を、2021年3月15日までに申告&納税するといった感じです。
サラリーマンの場合は、上記③の年末調整で税金の申告と納税が完了するので、確定申告をする必要がありません。
しかし、個人事業主や会社からもらう給料以外にも収入がある人は、年末調整とは別に確定申告をする必要があります。
個人の所得税のルールも複雑で、収入の種類が増えてくると自力で申告書を作成できるレベルをはるかに超えます。
税務署に行けば無料で申告書の作成をやってくれますが、会社の経営者などは会計事務所に確定申告を依頼するのが一般的です。
⑤:相続税申告業務
会計事務所の売上のほとんどが、商売を行っている会社や個人事業主からもらう「顧問料報酬」です。
上記①~④までの仕事がこの顧問料報酬に該当します。
しかし、会社の経営者や資産家などの「お金持ち」の方が亡くなると、相続税を申告・納税する必要があります。
相続税のルールもこれまた複雑で、自力で申告書を作成し税金を計算することはほぼ「不可能」といっていいです。
なので、この業務も会計事務所が行っています。
税金その他経営に関する様々な相談にのる
会計事務所は上記で解説した通り「会計」と「税金」に関する面をサポートしています。
しかし、月巡回監査を通じて頻繁にクライアントと接することから、会計や税金以外の相談を受けることが多々あります。
具体的には資金調達、補助金・助成金、社会保険、生命保険、経営計画の作成など経営に関係すること全てです。
これを聞くと「会計事務所って色々な知識が要求されて大変そう、、、」て思われるかもしれませんが、会計と税金以外は基本的には会計事務所の専門外となりますので、それぞれの分野の専門家への橋渡しができる程度の知識があれば十分です。
ベテランの税理士でも、これらすべての知識に精通している人はいませんのでご安心ください。
実務経験を積んでいくうちに次第にこれらの周辺知識は身に付きますが、「早く習得したい!」というのであれば「FP技能検定」の資格を勉強してみることをおすすめします。
会計事務所の仕事に必要な資格や能力についてはコチラの記事を参考にしてください。
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会計事務所の繁忙期と閑散期
会計事務所は「繁忙期」と「閑散期」が明確に分かれています。
・閑散期 6月~11月
それでは「月ごと」に詳しく解説してみたいと思います。
6月(閑散期)
【忙しさ度】★★☆☆☆
【主な業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)
【6月の仕事概要】
6月の会計事務所は閑散期です。
ただし、5月まで繁忙期だったこともあり、通常業務にプラスして、後回しにしていた仕事を片付ける月になります。
【6月の受験生】
8月の試験本番まであと2ヶ月ということもあり、仕事モードから試験勉強モードに「シフトチェンジ」する月でもあります。
仕事が5月まで繁忙期だったため、遅れがちだった勉強をここから一気に巻き返さなければなりません。12月の合格発表で泣くのか?笑うのか??・・・受験生にとってはここからが勝負となります。
7月(閑散期)
【忙しさ度】★☆☆☆☆
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応
【7月の仕事概要】
7月の会計事務所は閑散期です。
基本、通常業務のみの月となりますが、税務調査が多くなるのも7月からなので、自分の担当先に税務調査が来るとその対応に追われます。
税務署は3月〜6月までは超忙しいのでなかなか税務調査に出れません。忙しさも落ち着き、税務署にとっての新年度を迎えた7月頃から税務調査が本格的に開始されます。
【7月の受験生】
税理士試験が1か月後に迫り、受験生にとっては正直仕事どころではない月となります。
とはいえ、8月は試験休暇を取ったり、お盆休みがあったりと稼働日数が少なくなるので、仕事をある程度前倒しでこなしておかなければなりません。
7月は受験生にとってかなりハードな繁忙期となります。
8月(閑散期)
【忙しさ度】★★☆☆☆
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応、税理士試験
【8月の仕事概要】
8月の税理士事務所は閑散期です。
基本、通常業務のみの月となりますが、7月に引き続き税務調査の可能性が高い月となりますので、その対応に追われる可能性があります。
8月は「お盆休み」がありますので、クライアントのところに訪問することができず、稼働日数が少なくなります。
したがって、スケジュール管理してお盆休み前までにどれだけ仕事をこなせるかが、8月のカギとなります。
【8月の受験生】
8月上旬が税理士試験の本番です!
税理士試験に理解のある会計事務所では、試験前に数日間の休暇を取らせてもらえるケースもあります。
したがって、受験生は試験休暇、お盆休みがあるので、他の従業員と比べて稼働日数が更に少なくなります。8月は受験生にとって「超繁忙期」となります。
9月(閑散期)
【忙しさ度】★☆☆☆☆
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応
【9月の仕事概要)
9月の税理士事務所は閑散期です。
基本、通常業務のみの月となりますが、8月に引き続き税務調査の可能性が高い月となりますので、その対応に追われる可能性があります。
9月は祝日が多い月なので稼働日数が若干少なくなります。スケジュールをなるべく前倒しで組むなどの注意が必要となります。
【9月の受験生】
税理士試験の予備校や通信講座は翌年の試験に向けて、9月上旬から講座をスタートさせます。
とはいえ、8月の試験本番が終わり、合格発表の12月まではどの受験生も勉強量はかなり少なくなります。
仕事面では8月の稼働日数が少なかったこともあり、後回しにしていた仕事もあるでしょうから、それほど暇ではない人もいるでしょう。
10月(閑散期)
【忙しさ度】★☆☆☆☆
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応
【10月の仕事概要】
10月の税理士事務所は閑散期です。
基本、通常業務のみの月となりますが、9月に引き続き税務調査の可能性が高い月となりますので、その対応に追われる可能性があります。
【10月の受験生】
10月も試験に向けての勉強をしますが、本番はまだまだ先です。旅行などに行くならこの月です。また、受験生が「婚活」をするのもこの時期が良いでしょう。
話はそれますが、僕はこの時期「お見合いパーティー」にほぼ毎週のように通っていました。今の家内もこのお見合いパーティーで出会いました。
会計事務所は出会いが少ないですし、なんせ受験生には時間が無いので、そろそろ結婚を考えている受験生には「お見合いパーティー」はおすすめです。
11月(閑散期)
【忙しさ度】★☆☆☆☆
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応、年末調整の準備開始
【11月の仕事概要】
11月の税理士事務所は閑散期です。
基本、通常業務のみの月となりますが、10月に引き続き税務調査の可能性が高い月となりますので、その対応に追われる可能性があります。
11月頃から「年末調整」の準備に入ります。クライアントに「年末調整に必要な書類の案内」を出し準備を促します。
【11月の受験生】
翌月の12月はいよいよ税理士試験の合格発表なので、そわそわして気分が落ち着かなくなる時期でもあります。
また、時間を取って好きな趣味に没頭したり、婚活に励むのもこの11月までとなります、、、。
12月(繁忙期)
【忙しさ度】★★★★☆
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応、年末調整
【12月の仕事概要】
12月から会計事務所は繁忙期に入ります。
通常業務に「年末調整」業務がプラスされ突風が吹いたように忙しくなります。さらに年末の休暇があるため稼働日数が少なくなるので、かなり忙しい月になります。
クライアントから「年末調整に関する資料」が順調に回収できれば、比較的スムーズに乗り越えられます。
12月は閑散期から繁忙期への「端境期」ということもあり、急に忙しくなることに体が対応していくのに苦労する月です。
ちなみに、12月からは税務調査が来る可能性は比較的低くなります。
【12月の受験生】
12月中旬に税理士試験の結果発表があります。受験生にとっては運命の月です。合格した受験生は次の科目合格に向けてのヤル気でみなぎります。
また、晴れて税理士になる方もいるでしょう。合格者にとっては1年間の努力が報われる最高の月となります。
一方、、、不合格となった受験生にとってはとてもツライ月となります。
1年間、好きな趣味も我慢し約1,000時間も勉強に費やした結果「不合格」ですから、そのダメージは計り知れません。
しかし、税理士試験の合格率は約15%ですから100人中で約85人は不合格です。
残念ですがほとんどの人が不合格となるのが税理士試験です、、、。
ここで心が折れてしまって税理士試験を撤退する人もいれば、気を取り直して再出発する人もいます。
1月(繁忙期)
【忙しさ度】★★★★★
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、年末調整、確定申告の準備
【1月の仕事概要】
1月の会計事務所は繁忙期です。
通常業務に「年末調整」「償却資産税の申告業務」といった業務がプラスされ、さらに年始の休暇があるため稼働日数が少なくなるので、かなり忙しい月になります。
また、1月ごろから確定申告に向けての準備に入ります。クライアントに「確定申告に関係する資料の案内」を渡し準備を促します。
1月に税務調査が来る可能性はほぼ無くなります。
【1月の受験生】
先月(12月)の税理士試験の発表の結果によって、次の科目合格を目指す人もいれば、不合格だったため再挑戦する人もいます。
しかし、1月は仕事の方が繁忙期の「真っ只中」に突入するため、勉強がなかなか手につかない月です。
繁忙期の期間、にいかに勉強時間を確保できるかが8月の試験に大きく影響してきます。
2月(繁忙期)
【忙しさ度】★★★★★
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、確定申告業務
【2月の仕事概要】
2月の会計事務所は繁忙期です。
通常業務に「確定申告業務」がプラスされます。
税理士は税務署からの依頼により「確定申告の無料相談」の手伝いに行かなくてはならないため、数日間は自分の仕事ができません。
さらに、2月は「28日間」しかないので稼働日数が少なくなることから、かなり忙しい月になります。
クライアントから、確定申告に関する資料をいかに早く回収できるかが、スムーズに業務をこなすうえで大きなポイントになります。
残業時間も2月が一番多くなるのではないかと思います。
2月に税務調査が来る可能性はほぼありません。
【2月の受験生】
2月は仕事が繁忙期の「真っ只中」であるため、勉強がなかなか手につかない月です。
繁忙期の期間、にいかに勉強時間を確保できるかが8月の試験に大きく影響してきます。
3月(繁忙期)
【忙しさ度】★★★★★
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、確定申告業務
【3月の仕事概要】
3月の会計事務所は繁忙期です。
2月に引き続き、通常業務に「確定申告業務」がプラスされます。仕事が順調に進めば3月上旬には確定申告業務が終る場合もあります。
3月に税務調査が来る可能性はほぼありません。
【3月の受験生】
3月は仕事の方が繁忙期の「真っ只中」であるため、勉強がなかなか手につかない月です。
繁忙期に予備校のカリキュラムについていけなくなり、試験から脱落するケースも見受けられます。
苦しい時期ですが受験生はここが頑張りどころです!
4月(繁忙期)
【忙しさ度】★★★☆☆
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応
【4月の仕事概要】
4月の会計事務所は繁忙期の「中休み」といった感じです。4月に従業員旅行に出かけたりする会計事務所もあります。
毎月の通常業務として「決算申告業務」がありますが、3月を決算月としている会社が非常に多いため、その準備に追われます(3月決算月の会社の場合、2か月後の5月に申告書を税務署に提出します)。
出典:国税庁ホームページ
4月に税務調査が来る可能性は比較的低いです。
【4月の受験生】
気候が暖かくなり始め、次第に税理士試験を意識し始める時期でもあります。
4月は仕事の方が繁忙期の「中休み」であるため、少し勉強時間が取りやすくなります。
1~3月までの繁忙期に、なかなか勉強時間が確保出来なかった受験生は、この4月でライバル達に追いつかなければなりません。
税理士試験は「相対試験」なので、ライバル達の仕上がり具合は結構気になります。
5月(繁忙期)
【忙しさ度】★★★★★
【具体的業務】
月次巡回監査(通常業務)、決算申告業務(通常業務)、税務調査の対応
【5月の仕事概要】
5月の会計事務所は再び繁忙期になります。
3月が決算期で5月に申告書を提出している企業が多いため、5月は決算申告業務におわれる月となります。
しかも、5月は「ゴールデンウィーク」があるので稼働日数がかなり少なくなります。
なので、残業はもちろん休日出勤が必要なこともあるでしょう。
5月に税務調査が来る可能性は比較的低いです。
【5月の受験生】
税理士試験を3ヶ月後に控え、予備校のカリキュラムも模擬試験が中心の「直前期」に突入し、受験生が焦り始めるのがこの5月です。
繁忙期が続き勉強もあまりはかどっていない中、予備校では本番試験を意識した模擬試験、、、。
正直、この時期は勉強不足でテストであまりいい点数が取れないので、受験生のイライラ度も高まります。
まとめ
・税金の申告書作成会、計帳簿の作成をお手伝いする
・税金その他経営に関する様々な相談にのること
②:税理士事務所の繁忙期は12月~5月、閑散期は6月~11月
③:税理士試験の受験生は1年中忙しい
会計事務所の繁忙期と税理士試験の勉強時期がかぶっているので、働きながら税理士を目指したい場合は繁忙期の仕事量が少ない会計事務所を選ぶことが必須になってきます。
税理士試験への理解がなく、仕事量が多い会計事務所に入ってしまうと税理士への道はかなり険しいものとなります、、、。
しかし、会計事務所を経営する税理士が全体的に高齢化(60歳以上が50%超)していることもあり、ホームページがない場合も多いため
・税理士試験に理解があるかどうか、、、
・従業員に受験生はいるのか、、、
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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