- 会計事務所は割に合わない…
- 他にやりたい仕事が見つかった…
- 会計事務所の仕事と勉強との両立がしんどい…
- 所長税理士が常に上から目線で人として尊敬できない(職場での人間関係)
- 「お局さん」の気分のムラが激しすぎてついて毎日ビクビクしている…
- ベテラン職員が退職して引継ぎもほとんどなく仕事を無茶ぶりされた…
皆さんも「こんな会計事務所もう絶対やめてやるーーー!」って思わず叫びたくなる瞬間ってありますよね?
この記事では「会計事務所を辞めたくなる理由11選」と「辞めたくなった時の対処法」について、僕の独断と偏見から書いてみました。
また、アンケートでお聞きした方の意見も多数のせてます。
きっと「あ~、分かる!」って共感して頂けると思います。
会計事務所辞めたいなぁ…って思っている方は、解決策も含めてぜひ最後までお読みください。
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会計事務所をしんどくて辞めたいと思う理由11選
①仕事と勉強の両立に疲れて辞めたくなる
会計事務所で働きながら税理士試験の勉強を継続することは想像以上に過酷です。
税理士試験は、上位約15%しか合格できない過酷な試験。
合格レベルに達するには年間で1,000時間以上勉強する必要があります。
年間1,000時間勉強しようとすると「平日は2~3時間、土日祝日は5~6時間は勉強」といった感じ。
仕事だけでも大変なのに、これだけの勉強量をこなすには、相当の体力と気力が必要となります。
1年間勉強して科目合格できれば苦労も報われるのですが、落ちた時のダメージが半端ではありません、、、。
僕は3年連続で不合格をくらいましたが、その時は発狂しそうでした。
このように、勉強しても不合格が続くと心身ともに疲れ果ててしまします。
また、もっと勉強したくてもできないというストレスが増すこともあります。
その結果「会計事務所を辞めて受験に専念した方がいいのかなぁ…」「税理士を目指すの辞めて企業の経理に転職ようかなぁ…」という気持ちになりがちです。
他にこんな意見も…
税理士試験の受験勉強との両立がキツイです…
税理士試験受験生だからといって仕事を手抜きするわけにはいきません。夏の閑散期ならいいのですが、年末から確定申告時期の繁忙期に勉強時間を確保するのがまさに至難の業です。また、時間を確保できたとしても、仕事で疲れて帰ってきて勉強する気になるかどうかもまた別問題。勉強するモチベーションを維持するのもキツイです。(30代男性)繁忙期がきつい…
税理士試験の勉強と仕事を並行していました。繁忙期である確定申告時期や、担当企業の決算が多い月などは終電ギリギリまで働いていたため、勉強時間の捻出が困難でした。また、平日は帰宅後に自宅で勉強、土日祝日は予備校に通って勉強と受験地獄の生活がきつかったです。繁忙期は特にストレスが溜まりやすいです。(20代男性)私は税理士を志しているのですが、とにかく受験勉強と仕事の両立がきついです…
税理士試験は難関資格であり、自由時間を全て勉強に充てるぐらいの覚悟がないと合格は難しいのですが、仕事で疲れた状態で勉強をするのは大変です。また、税法は範囲が広く複雑な上、すぐに改正されますので、いつまでも勉強し続けなければなりません。(20代女性)勉強時間を確保しながら実務をこなすのはかなりきつい…
会計事務所ごとに税理士試験への考え方は様々ですが、税理士試験に配慮して仕事の分担をしてくれる会計事務所は少ない印象です…。私が勤務していた会計事務所では、年末から確定申告の期日である3月までほとんど休みはありませんでした。しかも、税理士試験の直前でも休暇がもらえず、試験前日までクライアントの巡回監査をしていました。(20代男性)他の会計事務所が羨ましく思う…
私が勤務している会計事務所は繁忙期になると残業や休日出勤も多く、勉強どころではなくなります。一方、他の会計事務所に勤める友人はというと繁忙期でもほとんど残業もなく、18時には退社できると言っていました。税理士試験を念頭に置くなら慎重に会計事務所を選ぶべきだと思います。(30代女性)
「東京都内」「未経験」「1科目合格」という条件で会計事務所(税理士法人を含む)に転職すると、転職1年目の年収は「約360万円」です。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事「【100件調査】簿記論だけで会計事務所に転職したら年収いくらもらえるのか?」を参考にして下さい。
②劣等感で辞めたくなる
未経験で会計事務所に勤め始めた頃に感じるのが「自分は無能」という劣等感。
この劣等感に耐え切れず、会計事務所に就職してすぐ辞める方もかなりいます。
会計事務所に就職すると税理士の補助という立場で働きます。
会計事務所の仕事内容は専門的な分野の知識が要求されます。
具体的には「会計帳簿の作成」「法人の決算」「年末調整」「償却資産税申告」「個人確定申告」といった業務です。
これらの業務は手引きや解説書を見てもすぐには理解できず、知識の習得に苦労することが多いです。
まだ知識が不足しているときに、クライアントから様々な質問を次々と「ワーッ」と浴びせられると、頭がパニックになる新人さんも多いです。
もしかして、「自分だけが仕事内容を理解できていないのかも」と感じ、劣等感に襲われます。
そして、「自分には会計事務所でやっていく能力がない、問題を起こして迷惑をかける前にやめよう…」と思うようになります。
でも、心配する必要はありません。
最初は会計事務所の仕事が難しく感じるかもしれませんが、会計事務所の仕事は毎年同じ業務をワンパターンに繰り返していることがほとんど。
ですので、何回も繰り返してやっているうちに「なるほど、そういうコトだったのか!」と理解できる時が必ず来ます。
それに、最初はみんな素人ですし、みんな通って来た道です。
会計事務所に入って1年未満であれば、もう少し頑張ってみてもいいのかもしれません。
他にこんな意見も…
担当者が自力で解決しなければならない環境はきついです…
経営者からは常に的確なアドバイスを求められます。それ自体は当然のことですが、私がいた会計事務所の従業員は皆さん「職人」のような感じで、横のつながりが少なく問題は各自で解決すべきという空気がありました。そのような環境もあり、法人税申告書の作成で取り扱いをミスってしまい、経営者に謝罪した苦い経験があります。(20代男性)自分の知識や経験がついていかないのがキツイです…
顧客は、当然のことながら知らないことはなんでも私たちに聞いてきます。しかし、税法というものは、何種類もあり、その内容をすべて暗記しておくことはほぼ不可能です。また、法改正等で内容が変わってしまうこともよくあります。日々勉強すべきだとは思っていますが、そうはいっても、自分の能力がすぐに上がっていくものでもないのでキツイです。(30代男性)的確な答えが出来なくてつらい時があります…
経営者から質問される内容は会計・税務以外にもさまざまです。時には経営に関する相談を受けることもあり、しかも答えられて当然といった雰囲気があります。そんな時、上手く答えることができない自分がひどく惨めに感じ、能力不足が嫌になることがあります。(20代女性)マニュアルのみの業務はきつい…
処理したことがない書類を始めて手掛ける時、先輩の手が空かずに説明を受けることが出来ませんでした。そのためマニュアルのみで業務を進めるのはきつかったです。「建設業許可申請」の資料作成を委託された際、マニュアルだけでは分からない内容も多く作成がきつかったです。(20代男性)
③仕事を無茶ぶりされ辞めたくなる
新入職員は右も左も分からない状態。
にもかかわらず、仕事のやり方を十分に教える間もなく仕事を無茶ぶりするケースがあります。
最悪は、前任者が既に退職していて引継ぎもなくクライアントを担当させられるパターン。
経験者でも、初めてのクライアントを前任者の引き継ぎなしで担当するのはかなり苦労します。
会計事務所では職員が退職した場合、退職者が担当していたクライアントを、他の職員に割り振るのが一般的です。
ですので、もし担当件数が50~60件もあったベテラン職員が突然退職したりすると、各職員の担当件数が一気に増えてテンパってしまうことがあります。
そして、人材を緊急募集し、入ってきた新入社員に仕事を無茶ぶりするという事態が発生するのです。
新入社員に渡される担当は会社の規模も小さく、難易度が低い場合がほとんどです。
しかし、会計事務所が未経験だと、何をしていいのか全く分からず、困惑してしまうことも多いです。
このように、能力以上の仕事をいきなり無茶ぶりされると、会計事務所を辞めたいなぁと思うようになります。
④給料が安くて辞めたくなる
どの業種でもある理由ですが、会計事務所でも給料が安すぎて辞めたいと思う人は多いです。
税理士といえど会計事務所を運営する経営者。
ですので、営業力があり、人気のある会計事務所には高い顧問料報酬でもクライアントは集まります。
しかし、営業力がない場合はどうしても安い顧問料報酬で件数を稼ぐ「薄利多売」の傾向になりがちです。
運悪く「薄利多売」傾向の会計事務所に入ってしまうと、仕事量の割りに給料が安いと感じて、割に合わないから会計事務所を辞めたいと思うようになります。
会計事務所の業務は基本的にやっていることはどこも同じです。
しかし、会計事務所によって担当件数が同じなのに、年収が100万円以上違うというケースは普通にあります。
担当件数が多い割に給料が安いと感じるときは、転職を検討してもいいかもしれません。
他にこんな意見も…
入社してすぐの頃は給料が安くてきつい…
試用期間中(3ヶ月)は時給計算でした。また、正社員に昇格後も「固定残業代」となっていたので「固定残業超過分」はなく、さらに「深夜残業代」の支払いもなかったので労働時間の割に給料が激安でした…。「自分の能力が低いこと」「業務を勉強中」ということで仕方がないと思いましたが、入社したばかりの時はとにかく薄給です。割に合わないと感じることもあります。(20代男性)手取り「15万」はきつかったです…
特に税理士試験を受けている段階では見習いとみなされるため、私がいた会計事務所では手取15万円程の給料でした。さらに、個人経営の会計事務所だったので、夏季・冬季賞与という形式ではなく事務所の確定申告時に決算賞与として支給されていました。しかし毎年約束されたものではないです。 また、社会保険が完備されておらず、国民健康保険のみで厚生年金等の導入がされていませんでしたので、決して恵まれた環境ではありませんでした…。(20代男性)給料が割に合わないと感じることがあります…
会計事務所は仕事量や勉強量のわりに、最初の頃は給料があまり高くありません。また、税理士試験の科目合格のような難関資格を持っていないと大幅な昇給も見込めません…。給与面で見れば、よほどのやりがいを感じられない限り、会計事務所での仕事を続けるのは苦痛です。(20代女性)会計事務所の給料が本当に安くてキツイです…
未経験で入社し、顧問先を担当せず、仕訳の入力業務が主となる頃の給料は学生のアルバイト並みの給料です。独身ならとくに問題はないかと思いますが、養うべき家族がいる場合は、金銭的に厳しくなると思います。顧問先を担当するようになると昇給する事務所もありますが、それでも決して給料は高いほうとは言えずキツイです。この仕事が好きじゃないと割に合わないと感じると思います。(30代男性)
⑤激務!仕事内容がきつくて辞めたくなる
最近は減ってきたように感じますが、まだまだ激務の会計事務所も多いです。
朝8時に出勤して帰宅は常に22~23時。
個人の確定申告などの繁忙期になると、帰宅は0時を過ぎることもありますし、土日祝日も当たり前のように出勤といった感じです。
独身であれば、収入重視でこのような働き方を望む場合もあります。
しかし、「税理士試験の勉強」「子育て」「親の介護」といった事情がある場合は、あまりの激務から会計事務所を辞めたいと思うことも多いです。
「激務」は体調を崩す原因にもなるので、早めに対策したいところです。
僕も1ヶ月間の入院を経験し、今では健康より大事なものはないと考えています。
きっと、あなたの親御さんもあなたにそれを望んでいるし、あなたも自分の子供にそれを望むはず。
職員全体がオーバーワークの状況が続くと、そのストレスから次々と人が辞めていき「負の連鎖」が始まることもあります。
あまりにも仕事内容がきるくて激務だと、会計事務所を辞めたくなってきます。
他にこんな意見も…
コロナで仕事量が激増
新型コロナの影響で、補助金や助成金を申請するクライアントが激増。書類の作成や添付資料の準備などの業務が急増しましたが、業務に対する手当も付かず帰宅時間も遅くなっています。コロナだから仕方ないとはいえ、労働に見合う手当を欲しいと思うときがあります。(40代男性)繁忙期の激務は地獄です…
税理士業界は、繁忙期と閑散期がはっきりしている業界です。閑散期はとくに何事もなく乗り越えられますが、問題は年末から確定申告の時期の繁忙期です。この時期はまさに地獄です。定時で帰れるわけもなく、毎日終電となっても不思議ではないです。しかも、この時期はインフルエンザ等の病気が流行りやすく、体調管理も仕事の一つとなります。(30代男性)繁忙期の激務はとにかくツラいです…
会計事務所の繁忙期といえば確定申告時期の2~3月です。事務所によりますが、この時期は残業当たり前、場合によっては休日出勤も必要で、とても休まる暇がありません。また、繁忙期以外であっても、自分の担当先が増えてくるとそれだけ仕事量も多くなります。さらにデスクワークであり、細かい数字を見ることも多く、加えてお金に関する仕事ということでミスが許されないため、非常に神経を使います。そのため眼精疲労や頭痛、精神的疲労には常に悩まされます。(20代女性)時期にもよりますがかなり激務でした…
年末から確定申告期限の三月までは休みがないことがほとんどですし、定時に帰ることはほぼできません…。また、法人はクライアントによって決算期が異なるため、うまく決算期がずれていればいいのですが、私の場合かたまって同じ決算期のクライアントを担当していたので最悪でした。(20代男性)担当顧問先が多くなってくるときつい…
とにかく人手不足で、入社1年経った頃には約40件の法人を担当していました…。また、確定申告時期には個人事業主や担当している法人の役員、その親族の方を中心に約100件こなしていました。毎日、顧問先から山のように質問がきて、帳簿作成などの通常業務が営業時間の終了後からとなり、非常にきつかったです。(20代男性)アナログすぎてきつい
ほとんどの業務を「紙」で処理・申告していたのがストレスでした。確定申告書は税務署に直接持っていきます。また、給与支払報告書はA4用紙で出力したものをカットして、総括表を作成し各市役所に郵送していました。全国に事業所がある企業ですと、1社だけでとてつもない時間がかかって非常にきつかったです。(20代男性)
⑥職場での人間関係が悪く辞めたくなる
職場での人間関係にストレスを感じ、辞めたいと思う人は会計事務所でも非常に多いです。
税理士は高齢化しており、60歳以上が50%超を占めています。
ですので、いまだに「昭和感覚」の方も多く、今では考えられないようなパワハラ税理士もちらほらいます。
- 所長税理士が常に上から目線
- 顧客に対しても職員に対しても優しさのかけらもない
- 人として尊敬できない
こんな所長税理士がいる会計事務所の場合は、悩むことなくすぐ転職すべきです。
不愉快な気分で良い仕事が出来るはずもなく、このまま働き続けることは顧問先にとっても自分にとってもメリットはゼロです。
また、他の職員と年齢が離れていることから、会話に入ることができず孤独感を感じる場合もあります。
職員と年齢が離れすぎていると、悩みがあった時に相談することもできずストレスが溜まって仕事を辞めたくなりがち。
さらに、会計事務所には厄介な「お局さん」がいるケースもあります。
忙しい時と忙しくない時の気分のムラが激しく、機嫌が悪いと無視されたり、無愛想に返事をされたりすることもしばしば、、、。
こんな上司がいるとストレスも半端ないし、会計事務所を辞めてしまいたくなります。
他にこんな意見も…
あまり風通しのいい事務所ではありませんでした…
また、会計事務所には入力専門のパートさんがいるものの、昔からの力関係であまり面倒な業務を受けない方もいらっしゃるため、決して人間関係がいいとは言い切れないです。結局、私自身がクライアントの巡回を行い、仕訳の入力から試算表まで完結させる案件が多かったです。(20代男性)少人数だと人間関係も結構キツイです…
私がかつて務めていた税理士事務所での出来事ですが、所長税理士と相性が悪いとかなりキツイかったです。小規模の税理士事務所(従業員10名以下)では、かなり人間関係が密となります。そのため、相性が悪い人がいるからといって、その人と話をしないで一日を過ごすということがかなり難しくなります。しかも、その人が所長税理士となると仕事をするうえでかなりキツイです。(30代男性)どの会社でも同じだとは思いますが、会計事務所の人間関係もきついです…
特に従業員10人以下の小規模会計事務所の場合、所長税理士の性格や気分で職場の雰囲気が全て決まるため、そこに上手く染まれないと仕事を継続するのが辛いです。また、資格を持っているという理由で傲慢な態度をとる従業員もおり、常に怯えながら仕事をしている状態です…。(20代女性)
⑦クライアントとの人間関係が嫌で辞めたくなる
会社経営者には個性的な方も多く、決して悪い人ではないのですが、クセが強いことも多いので対応に困ることもあります。
僕も過去にどうしても苦手なクライアントがいて、担当を外してもらったことがあります。
また、クライアントは税理士の補助業務を行っている職員を、「税理士先生」として見ていることも結構あります。
自分は税理士じゃないのに、クライアントから激しく詰め寄られることもあります。
いくらお客さんとはいえ、耐えられない場合もあるのでその時は上司に相談することをおすすめします。
苦手なクライアントが多い場合は会計事務所を辞めたくなってきます。
他にこんな意見も…
内向的な性格だとかなりキツイです…
会計事務所の仕事は、机でひたすらパソコンと向かい合っている仕事というよりも顧問先の対応等、接客業に近いものです。そのため、顧問先の担当者とフレンドリーに雑談する能力がかなり必要になります。会話が続かないと気まずい雰囲気にもなります。(30代男性)お客さんから「先生」扱いされるプレッシャーがツラい…
会計事務所に入って担当を任されたら、顧問先から見たら「先生」になるようで、「~先生よろしくお願いします。」と言われるのが非常にきつかったです。精一杯頑張っても、やはり専門知識は税理士には遠く及ばず、顧問先から「ここの処理ですけど、~先生でしたら分かりますよね?」みたいな質問がとにかくプレッシャーでした。(20代男性)クライアントとの関係で辞めたくなる時があります…
「先生」として信頼されすぎる場合、逆に自分が「客」であることを理由に大柄な態度を取られる場合もありますが、どちらであっても疲弊します。また、会計事務所業務も一種の「サービス業」であることから、どんな場合であっても「お客様ファースト」でなければなりません。そのため理不尽な物言いに耐えなければいけない場面もあり、非常にストレスで苦痛です。(20代女性)付き合いが長いクライアントからの要望は断りづらいです…
過去に400人程の年末調整業務を5万円という低単価で受託したことがあります。作業には膨大な時間がかかる上に、給料にほぼ反映されないのでモチベーションの維持が難しかったです。(20代男性)
⑧やりがいを感じられなくて辞めたくなる
仕事にやりがいを感じられなくなると会計事務所を辞めたくなります。
会計事務所職員の主な仕事は「会計帳簿の作成」と「税務申告書の作成」です。
決算書と税務申告書を税務署に提出するのは会社としての「義務」です。
しかし、決算書や税務申告書の作成は企業にとって直接利益に結びつくものではなく、義務だから仕方なくやっているというクライアントも多いです。
帳簿作成に必要な資料をクライアントに催促すると、「忙しいのに面倒くさいな…」みたいな対応をされることもしばしば・・・。
また、クライアントの決算申告が終わると、税金の「納付書」を経営者に渡します。
すると、「なんでこんなに税金が高いんだよ!」って言われたりします。
このように、苦労して決算書と税務申告書を完成させたのに、非常に後味の悪い終わり方をするのです。
さらに、追い打ちをかけるように会計事務所から「決算料報酬」を請求するわけです。
これを何十回も繰り返すと、だんだんと「この仕事って役に立ってるの?」って疑問を感じるようになります。
その結果、やりがいを感じられなくなって会計事務所を辞めたくなることがあります。
⑨仕事に飽きて辞めたくなる
会計事務所の仕事に飽きてくると辞めたくなります。
会計事務所の仕事は覚えるまでは大変ですが、基本的には毎年同じことの繰り返しなので3~4年すると慣れてきます。
飽きの防止と職員のレベルアップを図るため、会計事務所によっては定期的に担当者をローテーションする場合もあります。
しかし、担当者の交代は職員にもクライアントにも負担がかかるので、実施している会計事務所は少数派でしょう。
ですので、10年以上同じ担当者が同じクライアントを受け持つケースも珍しくありません。
毎年同じクライアントを担当していると日々の緊張感も薄れ、刺激も少なくなります。
このような状態になると、仕事に飽きても仕方のないことかもしれません。
仕事に飽きると新しい刺激やスキルを求め、会計事務所を辞めたくなります。
⑩そもそも会計事務所の仕事に向いていない
上の9項目に当てはまらない場合、そもそも会計事務所の仕事に向いていない可能性があります。
例えば簿記の計算は好きだけど、人とのコミュニケーションが苦手だったり、繁忙期と閑散期との仕事量の差が激し過ぎるのが苦痛といった感じです。
向いていない仕事を続けることほどストレスになることはありません。
また、向いていない仕事ですと向上心が生まれにくくスキルアップも難しいです。
その結果、働いても働いてもストレスが溜まるだけで、スキルとお金は溜まらないという不幸な現象になります。
すると、会計事務所を辞めたいな…と思うようになります。
簿記資格が活かせる仕事はこちらの記事「【もったいない!】簿記が活かせる仕事「3選」を税理士が解説します」で詳しく解説しています。
⑪他にやりたい仕事が見つかった
他にやってみたい仕事が見つかると会計事務所を辞めたくなります。
会計事務所ではありとあらゆる業種のクライアントをかかえています。社長や従業員が楽しそうに仕事をしているのを見ると、その業種に興味が湧いてきて自分もやってみたいと感じる時があります。
また、趣味で始めた副業が予想以上に成長し、本業レベルになるケースもあります。
ネットビジネスやパワーストーン販売、居酒屋など、会計事務所から様々な業種で独立した人を実際に見てきました。
会計事務所で2~3年働けば、開業の手続きや確定申告など、誰もが苦手とする税務会計面のことは全て自分でできるようになります。
なので、やりたい仕事が決まれば独立までのハードルは比較的低いです。
そして、これらの人に共通していることは「生き生きとして楽しそう」だということ。
最終的に、心の底からやりたい仕事にたどり着いた人はとても幸せ者です。
このように、他にやりたい仕事が見つかった人は会計事務所を辞めたくなります。
会計事務所を辞めたくなった時の対処法
いろいろ考えたけど、やっぱり今の会計事務所を辞めようと思う人もいると思います。
辞めることは、決して逃げはなく、むしろ前向きな決断だと僕は思います。
ただ、会計事務所を辞めたくなっても衝動的に退職するのだけはおすすめしません。
辞める前に次のことをぜひ一度検討てみて下さい。
仕事内容に詳しい人に相談する
もし、会計事務所を辞めたいと感じたら「人に相談する」ことをおすすめします。
相談相手は会計事務所の仕事内容をよく理解している、職場の先輩や同僚がベストです。
会計事務所の仕事内容や、税理士試験の勉強についての知識が無い家族や友人に相談しても、深いところまでは理解してもらえないので、満足な回答は得られません。
もし、職場に相談できそうな人がいない場合は、他の会計事務所で働いている方に相談してみるのも良いと思います。
実際に相談してみると、相談相手が自分より遥に過酷な状況にもかかわらず、平然と仕事をしている姿を見て「もう一度頑張ってみよう」と勇気づけられることもあります。
悩んだら自分の中で抱えこまず、誰かに相談してください。
悩みを誰かに話すだけでもストレスが驚くほど軽減します。
もしかすると、「もう少し続けてみようかな」って気持ちになるかもしれません。
自分の市場価値を確認しておく
もし会計事務所を辞めるなら、次の転職先見つける必要があります。
自分の経験やスキルで、どんな会社にどれくらいの年収で転職できるのか必ず確認しましょう。
会計事務所での実務経験は、自分が思っているより価値が高いです。
会計事務所や経理職など、簿記や税務に関係する知識を活かした職種は、次の条件を求められます。
②日商簿記2級以上
自分の市場価値を調べるには、求人情報を見るのが一番手っ取り早いです。
自分の実務経験や資格スキルを入力すれば求人がヒットします。
あまりにもヒットする求人が少ないようなら、もう少し実務経験を積む、難易度の高い資格にチャレンジするなどの対策が必要になります。
「こんなにたくさん選択肢がある!」と分かれば気分が相当ラクになります。
まずは、自分にどのような選択肢があるのかリサーチしてみましょう。
経理職という選択も検討してみる
会計事務所で身に着けた「会計と税務」の知識と経験は、一般企業の経理職でも重宝されます。
会計事務所にこだわらないのであれば、経理職を検討してみるのもアリです。
会計事務所に特化した転職エージェントの求人情報を見ると、「会計事務所での実務経験」を応募条件としている企業も多いです。
僕の友人(簿記論と財務諸表論持ち)は会計事務所から上場企業(総合化学メーカー)の経理に転職しました。
転勤こそありますが、年収は1.5倍になり残業時間も激減したとのことです。
あなたにとって会計事務所という職場は合わなかったかもしれません。
しかし、あなたの会計と税務のスキルを欲しがっている企業は必ずあります。
企業の「経理職」という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
経理職にも少し興味があるという方は「適性診断テスト」をやってみてはいかがですか?
下の記事「【適性診断テスト】経理と会計事務所のどっちに向いているか診断します!」に診断テストが設置してあります。
所要時間は約1分。設問に「はい」「いいえ」で答える簡単なテストです。
よかったら参考程度にお試しください!
退職届を出すタイミングを知っておく
転職するとなると問題になるのが「いつ退職届を提出すればよいのか」です。
まずは、勤務している会計事務所の「就業規則」を確認してください。退職の1か月前までに退職の申し出をするように規定しているところが多いです。
ちなみに、法律上は自己都合で退職する場合、2週間前に退職を申し出れば退職できるとされています。
一般的な「正社員」として働いている場合、労働者はいつでも退職を申し出ることができます。
民法によれば、退職の申出をした日から2週間を経過すると、会社の承認がなくても退職となります。
ただし、「期間の定めのある雇用」「雇用契約を結んでから1年以内」の場合は、要件が異なるのでご注意ください。
とは言え、「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように、退職する2週間前に退職を申し出るのは会社に迷惑をかけそうで気が引ける…という方も多いと思います。
また、就業規則では退職前の1か月前までに退職届を提出することになっていても、その時の会計事務所の状況によっては引継ぎが1か月で出来ないケースもあります。
なので、円満退社するためにはできるだけ早めに退職の意思を伝えるのが良いです。
僕は転職先が決まった段階で所長税理士に退職を申し出ました。
そして、できるだけ早く退職したい意思を伝えました。
すると、「退職は半年後にして欲しい」と言われました。
転職先の了解も得られたこともあり、半年後にやっと退職することが出来ました…。
先に転職先を決めてから退職届を出すと、引き止めに合う可能性が低いのでおすすめです。
リクルートエージェントによると、退職を申し出てから1か月半~2か月後に退職というケースが多いようです。
「転職活動」はノーリスク!
転職はリスクを伴います。
しかし、「転職活動」をすること自体にリスクは一切ありません。
リスクどころか、次のようなメリットがあります。
②業界に精通した転職エージェントに悩みを相談できる
③選択肢が見つかると心に余裕が生まれる
①自分の市場価値を知ることができる
自分の今の給料が適正なのかどうかは気になるところです。
年収は「資格」「年齢」「実務経験」などの要素で決まります。
もしかすると、他の会計事務所ならもっと高く評価してもらえるかもしれません。
仮に年収が50万円違ったとしたら、10年に換算すると「500万円」の差になります。
転職活動をすることで、自分の適正な市場価値を知ることができます。
②業界に精通した転職エージェントに悩みを相談できる
相談する人もいなくて一人で悩み続けるのってホントに辛いですよね。
でも、人に相談するだけで心のストレスは驚くほど軽くなります。
かと言って、会計事務所の仕事に詳しくない人に相談しても効果はイマイチです。
その点、転職エージェントは会計事務所の仕事内容に精通していますので、専門的な相談でも理解してもらえます。
僕が転職エージェントの利用をおすすめしている理由は「悩みを相談できる」からです。
転職するかどうかは別にして、相談するだけでも気分が大きく変わるはずです。
③選択肢が見つかると心に余裕が生まれる
転職活動をする最大のメリットが「選択肢」ができること。
「生きていくには今の会計事務所で働くしかない」という場合、仕事がツラくなると精神的に追い込まれます。
「どうせ、他に行くところなんか無いよ…」と勝手に決めつけるのは早いです。
転職活動をして「ぜひうちで働いて欲しい」という企業が見つかれば、気分は大きく変わります。
「いざとなったら転職すればいい」と思えるだけで、日々のストレスはかなり減るはずです。
辞めたいと思ったら早めに行動する
あなたにとって現在の会計事務所は合わなかったかもしれません。
しかし、あなたの会計と税務のスキルを欲しがっている会計事務所や企業は必ずあります。
心身ともに疲れ果ててしまうと、転職活動をする気力すらなくなってしまいます。
「辞めたいな…」という気持ちが慢性的になってきたら、とりあえず転職活動を始めてみることをおすすめします。
また、会計事務所は閑散期と繁忙期との差が激しく、閑散期に入る6月になると急に仕事がヒマになります。
「のど元過ぎれば熱さを忘れる」
閑散期になると繁忙期の地獄のような日々を忘れ、転職する気持ちも薄れて来ます。
そして再び繁忙期に突入し、辞めたい日々が続くという「無限ループ」を繰り返しがちです。
毎年毎年、辞めたい時期を経験したくないなら、閑散期の間に転職活動しておくことをおすすめします。
失敗しない転職方法
いざ転職となると、仕事をしながら求人情報を収集したり、履歴書や職務経歴書を作ったり、面接対策したりと「何かと面倒なことが多そう」というイメージがると思います。
実際、その通りです。
だからといって、適当に転職活動するのは絶対におすすめしません。
そんな時は転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントは以下のことを全て無料で行ってくれるので、忙しい仕事の合間でも無理なく転職活動を進めることが出来ます。
ちなみに、転職エージェントは転職するがどうか決めてないも利用できます。
むしろ、転職エージェントに登録される方の多くが転職するかどうか決めていない状況です。
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【応募先企業との交渉】
自分では交渉しにくい就業条件(勤務条件、給与、待遇、入社日など)について、転職エージェントが代わりに交渉してくれます。
特に、「年収交渉」を代行してくれるのは大きなメリット。
転職エージェントは定期的に求人企業に訪問していますので、公開求人情報では伝えきれていない内部情報を豊富に持っています。
また、転職エージェントの特徴として「非公開求人が多い」ことが挙げられます。
雇用条件がいい求人には応募が殺到するので、採用側も選考作業に苦労します。
ですので、採用側は転職エージェントに非公開求人として募集を出しておいて、条件にマッチした人材を効率よく選別してもらっています。
企業は高いコストを払ってでも、転職エージェントに人材の絞り込みを任せたいのです。
そして、人材採用に高いコストをかけられるのは業績が良い優良企業の証拠。
その結果、転職エージェントには優良求人が集まりやすくなっているのです。
おすすめの転職エージェント5選
会計事務所・税理士に強い転職エージェントは次の「5つ」です。
ヒュープロ | リクルートエージェント | MS-Japan | ジャスネットキャリア | マイナビ税理士 | |
会社規模 | 非上場 | 東証一部 | 東証一部 | ㈱クリーク・アンド・リバー社(東証一部)の子会社 | 非上場 |
タイプ | 特化型(経理・会計事務所) | 総合型 | 特化型(経理・会計事務所) | 特化型(経理・会計事務所 | 特化型(経理・会計事務所) |
会計事務所の求人数(公開求人のみ) | 約6,200件 | 約2,800件 | 約1,600件 | 約1,100件 | 非公開 |
公開求人数 | 約12,000件 | 約48万件 | 約10,600件 | 約4,400件 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 | 約40万件 | 約90%以上が非公開求人 | 約99%が非公開求人 | 約80%が非公開求人 |
必須の資格 | 日商簿記2級以上 | 日商簿記2級以上 | 日商簿記2級以上 |
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必須の実務経験等 | 問わない | 問わない | 3年以上 | 問わない | 問わない |
対応エリア | 全国(関東・関西に強い) | 全国 | 全国(関東・東海・関西に強い) | 全国(関東・東海・関西に強い) | 全国 (関東・東海・関西に強い) |
拠点 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・福岡 | 東京・札幌・仙台・宇都宮・埼玉・千葉・横浜・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・福岡 | 東京・横浜・名古屋・大阪 | 東京・名古屋・大阪 | 東京・名古屋・大阪 |
対象年齢 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~40代 |
こんな方におすすめ |
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公式HP | ヒュープロ | リクルートエージェント | MS-Japan | ジャスネットキャリア | マイナビ税理士 |
詳細記事 | 詳細を見る ≫ | 詳細を見る ≫ | 詳細を見る ≫ | 詳細を見る ≫ | 詳細を見る ≫ |
【特化型】ヒュープロ(Hupro)
おすすめ度 | ★ ★ ★ ★ ★ |
タイプ | 特化型 |
公開求人数 | 約12,000件 |
非公開求人 | 非公開 |
対象地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
面談可能なオフィス | 電話かZOOMでの面談 |
ヒュープロ(Hupro)は「士業・管理部門」に特化した転職エージェントです。
特に会計事務所の求人が豊富で、公開求人だけでも6,198件(2024年11月1日)を保有しており業界最多の求人数を誇っています。
求人は「東京」「神奈川」「埼玉」「千葉」「大阪」「兵庫」「京都」「福岡」の都市部が中心です。
ヒュープロの特徴は最速で理想の転職が実現できる点です。
AIによる通過率の高い求人の抽出と、会計事務所に精通したキャリアアドバイザーとの面談により「マッチング期間は平均21日間」と、業界相場の3分の1のスピード。
ヒュープロのスピード感は「会員登録」にも現れています。
一般的な転職エージェントの場合、会員登録には「名前」「生年月日」「住所」「電話番号」「学歴」「現在の年収」など多くの個人情報が必要。
最初から個人情報をガッツリ入力することに不安を感じる方も多いです。
一方、ヒュープロの会員登録は「メールアドレスの入力」「パスワードの設定」のみでできます。
あとはヒュープロからメール連絡を待つだけ。
まずは転職エージェントと話してみて、信頼できそうだと感じたら詳細情報の登録をすればOKです。
その後は以下の流れに沿って、キャリアアドバイザーの支援のもと内定まで一直線です!
ヒュープロは会計事務所に特有の条件による求人の絞り込みもできます。
例えば、「科目合格者おすすめ求人」「資格取得応援」といった絞り込みです。
また、「女子活躍」「育休・産休実績あり」「時短勤務あり」「フルリモート可能」などの女性が気になる絞り込みも充実しています。
※画像をクリックすると検索できます。
- 会計事務所の求人数が最多
- 平均21日とスピード転職が可能
- 会計事務所に精通したキャリアアドバイザーによる支援
公式HP:ヒュープロ(Hupro)
税理士の目線からヒュープロを徹底解説した記事はコチラ→ヒュープロ(Hupro)の評判は?東京都内の会計事務所に転職したい人は必須
【総合型】リクルートエージェント
おすすめ度 | ★ ★ ★ ★ ★ |
タイプ | 総合型 |
公開求人数 |
約48万件 |
非公開求人 | 約40万件 |
対象地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
面談可能なオフィス | 東京・札幌・仙台・宇都宮・埼玉・千葉・横浜・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・福岡 |
電話・WEBでの面談 | 可能 |
リクルートエージェントは、経理職・会計事務所を問わず、ありとあらゆる業種を取り扱う「総合型」の転職エージェント。
最大の強みは業界最大手で、求人件数と転職成功実績が「No.1」だという点です。
2024年11月1日時点で「公開求人約48万件」「非公開求人約40万件」の求人数を誇っています。
ちなみに求人数2位のdodaは、公開求人約29万件なので、その差は圧倒的です。
最大級の求人数を保有しているので、優良求人を見逃すことがありません。
- 業界最大手で求人件数、転職支援実績No.1
- 登録しないと見れない非公開求人が約40件以上
- 履歴書や職務経歴書を無料で添削してもらえる
求人の大部分を占める非公開求人を見るには無料登録が必要です。
リクルートエージェントの口コミ・評判
リクルートエージェントは、職種・年齢・実務経験を問わず転職を希望する全ての方におすすめの転職エージェントです。
公式HP:リクルートエージェント
【特化型】MS-Japan
おすすめ度 | ★ ★ ★ ★ ★ |
タイプ | 特化型 |
公開求人数 | 約10,600件 |
非公開求人 | 全体の約90%が非公開求人 |
対象地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
面談可能なオフィス | 東京・横浜・名古屋・大阪 |
電話・WEBでの面談 | 可能 |
MS-Japan(エムエスジャパン)の最大の強みは、税理士などの「士業」、経理・財務などの「管理部門」に特化していること。
しかも、転職決定率が業界「No.1」です。
2024年11月1日現在の公開求人数は「10,614件」です。
少なく感じるかもしれませんが、非公開求人が約90%占めているので公開非公開を合わせると相当な求人数を保有していると思われます。
MS-Japanは、25年以上にわたり士業・管理部門に特化した転職をサポートしてきた実績とノウハウがあり、経理・会計事務所に精通したアドバイザーが転職を無料でサポートしてくれます。
経理・会計事務所業界は専門性が強く、異業種から転職する方にとっては業界に精通したアドバイザーは心強い味方となってくれます。
その満足度は非常に高く、利用者へのアンケートでは90%以上が「次回転職の際にはMS-Japanを利用したい」と回答しています。
- 「士業」「管理部門」に特化で転職決定率が業界「No.1」
- 税理士業界に精通したアドバイザーが支援してくれる
- 「模擬面接」でプロのアドバイスを受けられる
- 会員登録すると「年収診断」が受けられる
MS-Japanは「士業」「管理部門」に特化した転職エージェントの中では最大手。
経理職または会計事務所で実務経験が3年以上ある方なら、登録しておくべき転職エージェントです。
公式HP:MS-Japan
【特化型】ジャスネットキャリア
おすすめ度 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
タイプ | 特化型 |
公開求人数 | 約4,400件 |
対象地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
面談可能なオフィス | 東京・名古屋・大阪 |
電話・WEBでの面談 | 可能 |
ジャスネットキャリアの最大の強みは1996年創業以来「会計・税務・経理・財務」「公認会計士・税理士」に特化した転職支援を行っている点です。
6,200社を超える大手会計事務所・税理士法人・国内上場企業・未上場優良企業の転職支援実績があります。
ジャスネットキャリアでは、採用企業と求職者を同一の担当者が担当する「ワンフェイス型」を採用しています。
同一の担当者が、企業側と求職者を担当することで、「ミスマッチが少なくなる」のは魅力です。
2024年11月1日時点での公開求人は「4,386件」と求人数こそ少なく感じるかもしれません。
しかし、ジャスネットキャリアは非公開求人の割合が高く、27年以上「会計・税務・経理・財務」「公認会計士・税理士」に特化してきた実績があることから、大手転職エージェントにはない非公開求人を紹介してもらえます。
- 27年以上「会計・税務・経理・財務」「公認会計士・税理士」に特化
- 「ワンフェイス型」なのでミスマッチが少ない ・登録者のみに紹介される非公開求人の割合が高い
- 進路選択の悩みが解決する「キャリアアップセミナー」を開催
ジャスネットキャリアの口コミ・評判
(出典:ジャスネットキャリア公式HP)
担当エージェントは「親身になって相談に乗ってくれる」という声が多く寄せられていました。
転職者の現状をしっかり理解してくれる担当者は心強いですね。
公式HP:ジャスネットキャリア
【特化型】マイナビ税理士
おすすめ度 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
タイプ | 特化型 |
公開求人数 | 非公開 |
対象地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
面談可能なオフィス | 東京・名古屋・大阪 |
電話・WEBでの面談 | 可能 |
マイナビ税理士の最大の強みは「税理士・税理士科目合格者に特化」した転職支援を行っている点です。
また、転職業界大手の「マイナビ」が運営していることから、安心してサービスを受けられるのが特徴です。
マイナビ税理士の求人数は非公開ですが、検索してみると「1,642件(2024年11月1日時点)」の求人が見つかりました。
マイナビ税理士は約80%が非公開求人としているので、保有している全求人数は数千件を超えると思われます。
コンサルティング会社や会計事務所での実務経験者があるキャリアアドバイザーが多数在籍しており、初めて税理士業界に転職する場合でも、安心して相談することができます。
- 「税理士・税理士科目合格者」に特化
- 業界大手「マイナビ」が運営しているので安心して利用できる
- 登録者のみに紹介される非公開求人が全体の約80%
マイナビ税理士の口コミ・評判
【25歳(男性)会計事務所⇒会計事務所】
キャリアアドバイザーのご対応の素晴らしさです。
電話又はメールのみでのやり取りで私の希望の業界・規模の企業を数社紹介していただき、比較検討することができました。 面談することができない分、細目にお電話いただき面接対策や疑問点の解消に注力していただきました。非常に話しやすいお人柄で自分の考えをストレートにお伝えすることができました。 また、それを的確にくみ取ってくださるため、安心して転職活動を進めることができました。また、面接前後にはメールやお電話で「面接頑張ってください」「面接お疲れ様でした」とご連絡いただき、細やかなお心遣いをしていただきました。
また、転職することがあればぜひマイナビ税理士にご対応いただきたいと感じました。【36歳(男性)一般企業⇒税理士法人】
まず、親切、丁寧、スピード。そして、書類選考の突破力。適切なフォローと、他のエージェントを使うことに対して、静観してくださる姿勢。 こちらが興味が薄い応募先に対する適切な対応。どれを取っても他のエージェントに比べて優れ、信頼できました。また、『ここは正直おススメしない』と教えてくださり、最大限の安心感がありました。【33歳(女性)税理士法人⇒税理士法人】
キャリアアドバイザーの方が非常に落ち着いてお話を丁寧にきいてくださる方だったので非常に安心してお話することができました。 また非常に業界に精通しておられる方で私の知らないことをたくさんご存知だったので不安な気持ちがなくなりとても頼りになる方でした。(出典:マイナビ税理士HP)
「税理士・税理士科目合格者」だけに特化しているのはマイナビ税理士のみです。
実務経験の有無を問わず、税理士・税理士試験科目合格者の方にぜひ登録をオススメしたい転職エージェントです。
公式HP:マイナビ税理士
会計事務所を辞めたい人に関するよくある質問
会計事務所の離職率は高いのですか?
会計事務所の離職率は高いとされています。
ミツカルが行った2024年の統計によると、会計事務所業界の年間転職率は約17%(他の企業は約13%)であり、これは他の業界と比較してもかなり高い数字です。
会計事務所の仕事についていけなくなるのは何故ですか?
会計事務所の仕事についていけなくなる理由は複数あります。
主に以下の要因が挙げられます。
- 教育体制の不足
多くの会計事務所では、体系的な教育システムが整っておらず、新人は実務を通じて学ぶことが求められます。これにより、特に未経験者は自分で調べたり試行錯誤しながら仕事を覚えなければならず、適切なサポートがない場合には孤立感や不安感を感じやすくなります。 - 人手不足による過重な負担
会計業界では税理士の数が減少しており、特に若手人材が不足しています。そのため、新人でもすぐに担当を持たされることが多く、未経験者には過度な負担となり、自信を失ったり業務に圧倒されてしまうことがあります。 - 幅広い知識の要求
会計事務所の業務は多岐にわたり、税務だけでなく経営や人事に関する知識も求められます。新人は幅広い知識を持っていないため、クライアントからの期待に応えられず、「ついていけない」と感じることが多いです。 - コミュニケーション能力の重要性
会計事務所では単なる事務作業だけでなく、クライアントとの対話やアドバイスも求められます。人間関係やコミュニケーションのスキルが不足していると感じると、仕事についていけなくなる要因となります。 - 高ストレス環境
会計業界は常に変化する税法や会計基準に対応する必要があり、これに伴うプレッシャーは非常に高いです。特にクライアントからの期待や要求が厳しい場合、スタッフは常に高いパフォーマンスを求められます。このような環境では、精神的な疲労感が増し、仕事についていけなくなる可能性が高まります。 - 長時間労働
会計事務所では、特に繁忙期において、税務申告や決算業務の締切が迫る中で、スタッフは長時間働くことを余儀なくされます。このような状況では、仕事とプライベートのバランスが崩れ、心身の疲労が蓄積しやすくなります。 - 技術革新への適応
デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、クラウド会計ソフトやRPA(ロボティックプロセスオートメーション)の導入が進んでいます。これらの新技術に適応できない場合、業務効率が低下し、仕事についていけなくなる可能性があります。
これらの要因は相互に関連しており、複数の要因が重なることで仕事についていけなくなる可能性が高まります。
会計事務所を半年や1年で辞めても大丈夫ですか?
会計事務所を半年や1年で辞めることに大きな問題はないです。
会計事務所業界では短期離職が比較的多く、特に新卒や若手社員の間では珍しくありません。
この背景には以下のような要因があります。
- 期待と現実のギャップ
入社後の仕事内容や職場環境が期待と異なる場合があります。 - 成長機会の不足
特に小規模な事務所では、キャリアアップの機会が限られていることがあります。 - 業務と試験勉強の両立困難
税理士試験を目指す場合、忙しい業務環境で勉強時間を確保するのが難しいことがあります。
ただし、短期離職に関しては以下の点に注意が必要です。
- 転職市場での評価
1回の短期離職であれば特に問題ありません。ただし、短期離職した理由を適切に説明できることが重要です。 - 繰り返しのリスク
複数回の短期離職は、「根気がない」と見なされる可能性があります。
結論として、会計事務所を半年や1年で辞めること自体は大きな問題ではありません。しかし、その後のキャリア形成や転職活動に影響を与える可能性があるため、慎重に検討しましょう。
会計事務所を辞めるベストなタイミングはいつですか?
6月~11月です。
会計事務所の繁忙期は通常12月から5月にかけてです。特に2月から3月の確定申告シーズンは最も忙しい時期です。
繁忙期に退職すると、同僚や顧客に大きな負担をかけることになるため、出来れば避けるべきです。
理想的には、繁忙期が終わった後の6月から11月頃が退職のタイミングとしてベストと言えます。
会計事務所は地獄ですか?
会計事務所を地獄のように思っている人もいますが、結論から言うと、会計事務所は地獄ではありません。
上記の理由をみると、会計事務所は地獄のようなところに思うかもしれません。
確かに会計事務所の繁忙期は忙しくて、地獄のようになりがちですが、それは12月~5月の間だけ。
6月~11月の閑散期は普通に定時に帰宅できるし、家族旅行だって行けます。
もちろん、デートや婚活だってできます。
さらに、税理士の補助業務を通じて習得した「会計と税務」の知識はどこでも通用する汎用性が高いスキルです。
会計事務所以外でも、一般企業の経理や、自分が副業をしたり、ビジネスを始めるときもその知識は役に立ちます。
税理士の補助として当たり前のように知っている会計税務の知識は、多くの人が苦手としている分野であり、一般人から見れば羨ましがられることも多いです。
実際に、会計や税務の知識が無いことが、独立開業の際に大きなボトルネックとなる場合もあります。
多くの人が苦手とする知識と経験があるということは、逆に言えば、それだけ多くの人の役に立てることを意味しています。
税理士事務所は地獄のようになる時もありますが、確実に多くの人の役に立っています。
なので、大変なともありますが、とてもやりがいのある仕事だと思います!
マイナス部分だけを見て「会計事務所を地獄」て思うのは少し早いかもです。
税理士はやめとけってことですか?
結論から言うと「人による」です。
確かに、税理士になるには会計事務所で働きながら何年も勉強するという、一般のサラリーマンではあり得ないほどの苦労が必要です。
しかし、その苦労を乗り越えて税理士になれたときの感動はひとしおです。
苦労を乗り越え目標を達成した経験は、その後の人生において大きくプラスに働きます。
また、税理士は会計や税務のサポートをするという面が目立ちますが、経営者の心の支えになることの方が重要だと感じます。
会社の経営者は孤独です。
心の底から相談できる相手は限られています。
そんな中、税理士は経営者にとって数少ない相談相手の一人です。
特に、現在のようなコロナ禍においては、税理士が経営者を後ろから支えることがとても重要。
このように、税理士にしかできない仕事に強いやりがいを感じるなら、今は苦しいかもしれませんが意地でも税理士になるべきだと思います。
SNSでは次のようなコメントも見られました!
監査法人時代、ある社長から「あんた経営の苦労が分かるか。それが分からないのに数字を語るな」と言われた。返す言葉がなかった。
独立して10年。今は数字の背景にある経営の苦労が分かる。数字に重みを感じる。その重みを背負って数字の指導をする会計士、税理士の仕事に改めてやりがいを感じる。
藤田耕司@経営心理士、公認会計士、税理士(@skygoldskyblue)2022年2月9日
しがらみがあって関与離れしちゃったお客さんから電話あって
「やっぱお願いしたい!こんな税理士はいない!」って
嬉しすぎた😭
ほんとにやりがいのある仕事です😭
皆さんに感謝
ネズさん@税理士(@nezunezu_zei)2022年2月4日
お客さんが好業績達成!思わず大きな声で「すごい!!」と叫んでしまった。しまったと思ってお客さん見ると最高の笑顔。
あまり笑わない方が喜んでいるのを見て嬉しさ倍増でした。
この仕事をしていて一番のやりがいかもしれない。
お客さんと一緒に喜べるって最高です。税理士で良かった。
吉田雅一@L&B代表税理士(@landbyoshida)2021年8月19
隣の芝生は青い
他の職業で成功してる人をすごいなぁとか素敵だなぁと思ったりする事はあるけど、
この仕事が好きだから税理士になった自分の選択を後悔した事ってないな〜
悩む事や落ち込むことはあっても
それを上回るやりがいや楽しさがあるから独立して後悔した事もない
電卓と戯れてる女税理士🍠(@miki_tax)2021年8月11日
もし、どうしても仕事内容に魅力や、やりがいを感じないなら、別の仕事を模索してみてもいいのかもしれません。
選択肢は一つだけじゃないはずです。
会計事務所は未経験者にはきついですか?
会計事務所の仕事がきついと感じるかどうかは人によってケースバイケースです。
特に未経験者がきついと感じるのは「知識が無いから質問に対応できない」という点でしょう。
会計事務所の職員の主な仕事は会計帳簿の作成と税務申告書の作成です。
しかし、クライアントはそんなことお構いなしで様々な質問を会計事務所にします。
クライアントの中には「会計事務所の人に聞けば多分知っているだろう」という感覚の人も多いです。
- 社会保険や労働保険のこと
- 不動産のこと
- 金融商品や保険のこと
- 補助金や助成金のこと
会計事務所の職員は、寄せられた質問をその都度自分で調べてクライアントに答えます。
自分や会計事務所では解決できない問題については、それぞれの専門家を紹介します。
未経験で会計事務所に入社すると、最初はほぼ全ての質問に即答できない状況なので、きついと感じるかもしれません。
しかし、1年2年と経験を重ねることで知識も蓄積され、質問に即答できることが増えます。
すると、クライアントから益々信頼されるので、仕事にやりがいを感じることができます。
未経験で会計事務所に入ると、クライアントから意味が分からない質問を山のようにされてテンパることも多いです。
しかし、苦労して質問を解決することによって自分も成長していると、前向きに捉えることが入社初期を乗り切るポイントです。
現在の職場に不満を感じている方へ
「給料が安い」「勉強時間が取れない」「上司と合わない」
もし、今の職場になんらかの不満があるのであれば転職を検討してみましょう。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動をすること自体にリスクはありません。
- 今より年収が多い
- 定時に帰れて受験勉強に専念できる
- 人間関係に恵まれている
そんなホワイト会計事務所は間違いなくあります。
十分な勉強時間がとれなくて税理士試験の不合格が続き、勉強仲間が次々と税理士になるのを見るのは本当にツラいです。
どんな転職先があるのか、転職サイトで見ることが現状を変える第一歩です。
迷ったらこの2社だけでOK!
どの転職エージェントにしようか迷ったら、次の2社に登録しておけばOKです。
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リクルートエージェント公式HP | ヒュープロ公式HP |
税理士の目線からヒュープロを徹底解説した記事!
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