【税理士試験】簿記論の難易度・合格率推移は?

【税理士試験】簿記論の難易度・合格率推移

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はらすけ
はらすけ
はじめまして、はらすけです。僕は限りなくブラックに近い中小企業を30歳で退職後に勉強を始め、約6年かけて税理士になりました。(詳細な自己紹介はコチラ

令和5年実施の税理士試験から簿記論と財務諸表論については受験資格が撤廃され「誰でも受験できる」ようになりました!

簿記論は税理士試験の受験科目の一つにすぎませんが、簿記論に合格しただけでも就職・転職では高く評価されます。

  • 税理士資格に興味がある!
  • 簿記を活かして大企業に就職・転職したい!

このようにお考えの方は、簿記論を取って損はないと思います。

簿記何級があれば簿記論に挑戦できる?

僕は5回目の受験で簿記論に合格しました。

「4回落ちて1回合格」ということから、簿記論の難しい点や攻略法について熟知しています。

今回の記事では簿記論の難易度や合格率推移、合格するためのポイントについて詳しく解説しました。

簿記論に興味がある方は、この記事を参考にして頂ければと思います。

 

簿記論の難易度「★★★☆☆」

簿記論は全11科目のなかでも比較的簡単な部類に位置します!

税理士試験の登竜門である簿記論の難易度は「3」です。

税理士試験の受験科目(全11科目)の中でも比較的簡単な方です。

会計科目である「簿記論」「財務諸表論」は税理士試験の必須科目となっています。

税理士試験の全11科目の概要は次の通りです。

1 簿記論 必須科目 会計科目(受験資格なし)
2 財務諸表論
3 法人税法 どちらか1科目必須 税法科目(受験資格が必要

受験資格の取得方法⇒理系卒が税理士試験の受験資格を簡単に取得する方法

4 所得税法
5 相続税法 選択科目
6 消費税法
7 酒税法
8 国税徴収法
9 住民税
10 事業税
11 固定資産税

 

また、税理士試験では最初に受験する科目が「会計科目」となる人がほとんどです。

簿記論は理論問題がなく、100%計算問題です。

暗記に時間がかかる理論問題がないということもあり、日商簿記3級か2級に合格してその勢いで税理士試験の簿記論にチャレンジする人が多いです。

直近の2024年第74回試験結果をみると、簿記論の受験者数が全11科目の中で最多です。

受験者数(人) 合格者数(人) 2024年合格率(%) 受験者数占有率(%)
簿記論 17,711 3,076 17.4 35.7
財務諸表論 13,665 1,099 8.0 27.5
所得税法 1,195 150 12.6 2.4
法人税法 3,583 588 16.4 7.2
相続税法 2,515 471 18.7 5.1
消費税法 7,206 740 10.3 14.5
酒税法 528 64 12.1 1.1
国税徴収法 1,670 217 13.0 3.4
住民税 461 84 18.2 0.9
事業税 249 34 13.7 0.5
固定資産税 893 116 18.0 1.8
合計(延人員) 49,676 6,684 13.5 100.0

(出典:国税庁HP

第74回税理士試験試験

簿記論受験者数 17,711人(全体の35.7%)

全11科目受験者数(延人員) 49,676 人

直近7年の受験者数(簿記論、税理士試験全体)は次の通りです。

簿記論は令和5年から受験資格が不要になったこともあり、受験者数は増加傾向です。

簿記論(人) 全体(人) 簿記論占有率(%)
2024年(令和6年)第74回 17,711 49,676 35.7
2023年(令和5年)第73回 16,093 46,956 34.3
2022年(令和4年)第72回 12,888 40,430 31.9
2021年(令和3年)第71回 11,166 37,673 29.6
2020年(令和2年)第70回 10,757 36,845 29.2
2019年(令和元年)第69回 11,784 41,158 28.6
2018年(平成30年)第68回 11,941 42,063 28.4

景気が悪くなると資格を取る人が増えると言われています。

2020年以降「新型コロナウイルス」「円安」「物価高」「増税」などの影響で将来に不安を感じ、資格を求める方が増えているのかもしれません。

簿記論は理論問題がないこともあり、真面目に勉強すれば多くの受験生が比較的早く合格できるレベルに到達することができます。

しかし、簿記論は本番での「番狂わせ」を時々目にする事があります。

実際、予備校での模擬試験ではいつも上位の人が不合格となったのを何回も見たことがあります。

逆に言えば、勉強の完成度がそれほど高くなくても合格できる可能性がある科目でもあります。

簿記の知識も重要ですが、合格するための「解法テクニック」をしっかり身につけることが合格へのカギとなります。

「簡単な問題を確実に回答する」という基本中の基本を必ずマスターしましょう。

簿記論の合格ボーダーライン

税理士試験は「満点の60%で合格」と国税庁のHPには書かれています。

税理士試験は満点の60%パーセントで合格

国税庁HPより

しかし、実際は得点の上位者が合格する「競争試験」となっています。

また、税理士試験の「模範解答」「配点」は一切公開されません。

ですので、各予備校が模範解答を作成し独自の配点で「ボーダーライン」「合格確実点」を公開しています。

受験生はこの情報をもとに、合格発表までの過ごし方を決めることになります。

直近のボーダーラインと合格確実点は以下の通りです。

大原 TAC
合格確実点 ボーダーライン 合格確実点 ボーダーライン
2024年 第74回 62 53 65 52
2023年 第73回 57 50 62 54
2022年 第72回 72 64 64 55
2021年 第71回 54 46 56 46
2020年 第70回 70 63 69 60
2019年 第69回 69 62 72 60

あくまでも参考情報になりますので、ボーダーラインを超えていても不合格になる時もありますし、その逆もあります。

試験日から合格発表日まで約4か月間という長い期間を「合格なのか不合格なのか…」とモヤモヤしながら過ごすのが税理士試験です。

税理士試験国内屈指の難関国家試験でありながら、「模範解答」「配点」を一切公開しないという謎が多い試験でもあります。

税理士試験のおかしな点については、こちらの記事「税理士試験のおかしいところ10選【それでも税理士を目指す理由とは】」で詳しく解説しています。

簿記論の合格率と推移

2024年令和6年第74回簿記論・財務諸表論合格率推移

直近の2024年第74回試験では全11科目の平均合格率 13.5%」「簿記論の合格率 17.4%」。

全体の合格率からすると簿記論の17.4%はかなり高い方だと言えます。

さらに、「簿記論」と「税法9科目」の合格率を比較すると以下の通りです。

受験者数(人) 合格者数(人) 2024年合格率(%)
簿記論 17,711 3,076 17.4
財務諸表論 13,665 1,099 8.0
所得税法 1,195 150 税法9科目
13.7
法人税法 3,583 588
相続税法 2,515 471
消費税法 7,206 740
酒税法 528 64
国税徴収法 1,670 217
住民税 461 84
事業税 249 34
固定資産税 893 161
合計(延人員) 49,676 6,684 13.5

(出典:国税庁HP

2024年に関しては簿記論の合格率は税法科目よりも約3.9%高かったことになります。

合格率で見ると簿記論の受かりやすさを実感することができませんが、これを「人数」で見ると印象が変わります。

簿記論の受験者数は17,711人で合格者3,076人不合格者14,635人

仮に、簿記論の合格率が税法科目の平均合格率13.7%だとすると、合格者数は2,426人(▲650人)になります。

人数で考えると簿記論の合格しやすさを実感することができます。

また、簿記論は税理士試験の「初心者」が多いため、税理士試験の圧倒的な勉強量に十分対処できなかったり、途中で勉強が息切れし、結果として「記念受験」となる受験生も多いです。

さらに、簿記論は令和5年から受験資格が不要になったことから、簿記論は税法科目の受験生のレベルに比べて低いといわれています

「記念受験」の人数を考慮して、税理士試験の予備校では模擬試験で上位30%以内に入っていれば合格できるレベルとしています。

簿記論の独学合格は可能なのか?

コストを抑えるために「独学」を検討されている方も多いでしょう。

独学とは市販のテキストと問題集のみで勉強する方法です。

結論から言うと、独学は不可能ではありませんがおすすめしません。

理由は税理士試験が「競争試験」だからです。

当然ですが競争試験なので、ライバルより多く得点を取らなければなりません。

税理士試験に精通した予備校・通信講座が作成したカリキュラムで学んだ方が、ライバルに勝てる可能性が高いです。

また、税理士試験の学習内容は非常に難しいので、市販されているテキストや問題集の数も少ないのが現状です。

したがって、ライバルのほとんどが予備校か通信講座を利用しているのが現実です。

僕はたくさんの税理士の知り合いがいますが、市販のテキストと問題集だけで税理士になった人に出会ったことがありません。

何年かかっても構わないというのであれば別ですが、少しでも早く簿記論に合格したいなら予備校や通信講座の利用は必須だと思ってください。

税理士試験の独学をおすすめしない理由をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事「税理士試験の独学が「無理ゲー」だと思う5つの理由」を参考にして下さい。

税理士試験の独学が「無理ゲー」だと思う5つの理由

税理士試験の独学は天才以外「無理ゲー」だと思う5つの理由

2023年7月27日

簿記何級があれば簿記論に挑戦できる?

よくある質問に「簿記論を勉強するには簿記何級があればいいの?」というものがあります。

結論から言うと「日商簿記3級レベルの知識があれば良い」が答えです。

大手予備校の「TAC」「大原」、通信講座の「スタディング」では簿記論の講座を受講するには日商簿記3級レベルの知識があることを推奨しています。

日商簿記3級を勉強方法としては、市販のテキスト・問題集を利用するのが一般的です。

勉強期間の目安は2~3か月といった方が多いです。

Twitterや僕の周りでよく見かけるのは「スッキリわかる 日商簿記3級」というテキストです。

Amazonの「簿記検定の売れ筋ランキング」でも1位となっている人気テキストです。

また、少しでも早く簿記論の勉強を始めたいという方は、予備校や通信講座が行っている「簿記の入門講座」がおすすめです。

市販のテキストや問題集での独学と違って、プロの講師から動画講義で学べるので理解が早く大幅に時短できます。

例えば、スタディング税理士講座では、簿財の学習に入る前に日商簿記3級レベルの知識を身につけるための「簿記入門コース」を設けています。

簿財2科目の各コースに+500円すれば「簿記入門コース」を受講できます。

スタディングは近年利用者が急増している人気の通信講座。

「業界最安値」「スマホで勉強できる」というのが人気の理由です。

スタディングの累計利用者数は20万人超え!

KIYOラーニング㈱IR情報より引用

 

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簿記論の勉強時間は?

簿記論の合格に必要な勉強時間は「約1,000時間/年」必要です。

簿記論の合格に必要な勉強時間の目安を各予備校・通信講座が公開しています。

クレアール スタディング 資格の学校TAC 資格の大原 LEC東京リーガルマインド
簿記論 360時間 450時間 450時間 400時間 450時間
財務諸表論 360時間 450時間 450時間 400時間 450時間
法人税法 480時間 600時間 600時間 600時間 600時間
相続税法 370時間 450時間 450時間 520時間 450時間
消費税法 260時間 300時間 300時間 300時間 300時間
国税徴収法 150時間 150時間 170時間

各予備校・通信講座はこのような勉強時間を目安としていますが、実際は違います

ツイッターには次のようなツイートがありました。

簿記論の勉強時間

Twitterより引用

勉強時間に差が出る理由は、簿記論を勉強し始めたときの「簿記知識」と関係があります。

簿記知識ゼロの人と日商簿記1級を持っていいる人とでは、スタート時点での実力に雲泥の差があります。

日商簿記1級と簿記論の難易度はほぼ同じと言われています。

日商簿記1級に合格されている方なら、いきなり本番の簿記論の試験を受けてもある程度点数を取れます。

一方、簿記知識ゼロの場合だとおそらく1点も取れません。

この両者が同じ勉強時間で簿記論の合格レベルに達するとは考えにくいです。

日商簿記1級レベルの知識があれば、年間600時間の勉強でもで十分合格を狙えます。

しかし、簿記の知識がほぼゼロという場合は、最低でも1年間で1,000時間以上の勉強が必要でしょう。

簿記論に合格するポイント【重要】

では、簿記論に合格するポイントについて僕の経験を交えて解説します。

簿記論の試験で一番大事なポイントは「簡単な問題を確実に合わせる」ということです。

「なんだ簡単じゃん!」と言われるかもしれませんが、できない人はとことんできません。

簿記論の試験時間は「2時間」で行われますが、出題される問題量がとんでもなく多く2時間で完答することが不可能な場合が多いです。

なので、簡単な問題と難しい問題を素早く見極め、簡単な問題を確実に合わせると効率的に得点を稼げます。

僕の印象ですが合格者と不合格者(50点台)の知識レベルはほぼ同じ。

本番でいかに問題の取捨選択ができたかによって、合否に差が出ていると思っています。

僕は問題の取捨選択が上手くできなかったために、4回も不合格になったと反省ています。

それを証拠に、自身5回目の簿記論の試験は「1分」も勉強しないで合格しました。

1年間全く勉強していないので、難しい論点や新しい論点はもちろん解けません。

基礎的な知識のみでの勝負なので、必然的に簡単に解ける問題を取捨選択できました。

予備校が公開した模範解答で採点してみると「39点」しか取れていませんでしたが、それでも合格です。

僕が受験した年の簿記論の合格率は9.9%でしたので、受験者の90%以上が39点未満だったことになります。

「解くべき問題を見極め確実に合わせる」

簡単そうに思えますが、本番当日の緊張状態の中で実践するのは難しいです。

本試験の直前期(5~7月)になると、受験生は本番並みの難易度の答練をたくさん解きます。

答練を解いた後、得点の多い少ないに気を取られがちですが、最も注視すべきは「簡単な問題をケアレスミスしていないか」という点です。

今は「へ~、そうなの」て感じかもしれません。

しかし、これが合格に最も重要なポイントですので、頭の片隅に置いておいて下さい。

簿記論は僕のように何回も落ち悪戦苦闘した人も多いです。

簿記論が難しいと言われる理由について詳しく知りたい方は、こちらの記事「簿記論に4回も落ちた!簿記論が難しいと言われる理由と攻略法を解説」も参考にして下さい。

簿記論に4回も落ちた!簿記論が難しすぎると言われる理由と攻略法を解説

簿記論に4回も落ちた!簿記論が難しすぎると言われる理由と攻略法を解説

2024年5月20日

簿記論を学習する予備校・通信講座の選び方

簿記論を学習する予備校・通信講座は「あなたの環境に合ったもの」を選ぶことをおすすめします。

「高い教材=合格できる」ではありません。

注目して頂きたいのはポイントは次の2点です。

  1. 確保できる勉強時間
  2. 学費に使えるお金

この2点に着目して予備校・通信講座を図にすると下のようになります。

簿記論を学習する予備校・通信講座の選び方

「予備校」とは、実際に学校に通って授業を受ける通学スタイルの学校を指します。

図の中では、TACと大原が予備校と呼ばれています(どちらも通信講座もあります)。

確保できる勉強時間

先述したように簿記論に合格するためには年間約1,000時間の勉強が必要です。

勉強時間が多いほど合格する可能性が高くなるのは間違いないです。

勉強時間を確保しやすい「学生」「無職」なら、出題範囲を網羅的に学習するスタイルの「TAC」「大原」が向いています。

TACと大原は出題範囲を網羅的に学習するので、インプットに多くの時間がかかりますが、完璧にマスターできれば合格する可能性がかなり高いです。

勉強時間が取りづらい「残業多めの会社員」「育児中のママ」がTACや大原を選ぶと、カリキュラムの消化不良がおこりアウトプット学習が不足します。

その結果、合格する可能性も低くなってしまいます。

勉強時間が取りづらい方でも、頻出する基礎的な論点に絞って勉強すれば合格は十分可能です。

スタディング」と「クレアール」は勉強時間が少ない人向けにカリキュラムを開発してます。

スタディングとクレアールは頻出する論点に学習範囲を絞り、インプット時間を極力少なくしています。

そして、合格に最も重要である「解くべき問題を見極め確実に合わせる」という練習を徹底的に行います。

勉強時間の確保が難しい…という方はスタディングかクレアールが向いています。

⇒【スタディング体験談】仕事と子育てをしながら簿財2科目合格!

 

学費に使えるお金

簿記論と財務諸表論はどちらも「会計科目」なので、学習内容がかぶる部分も多いです。

そのため、簿記論と財務諸表論の2科目同時に勉強する受験生が多いです。

予備校・通信講座の「簿記論と財務諸表論2科目セット」の金額は以下の通りです。

スタディング 資格の学校TAC 資格の大原 クレアール
簿財2科目 59,800円 390,000円 383,000円 230,000円
法人税法 63,800円 235,000円 253,000円 215,000円
相続税法 63,800円 250,000円 253,000円 180,000円
消費税法 63,800円 155,000円 157,000円 130,000円
合計 266,200円 1,030,000円 1,046,000円 755,000円

先述したように、TACと大原は学習範囲を網羅的に学習するスタイルなので、講義動画やテキスト・問題集も多いです。

また、TACと大原は通学講座も行っているので全国に学校があります。

そのため、全国の学校にかかる固定費が多いことから、TACと大原の受講料は割高となります。

スタディングとクレアールは通学講座のみに特化しているので「学校」が存在しません。

学校にかかる固定費がゼロなので受講料が安くなります。

また、税理士試験に不合格になると翌年も予備校・通信講座を受講するのが一般的です。

毎年のように法律が改正され、出題範囲も変わるからです。

したがって、合格するまで予備校や通信講座の受講料を払うことになります。

僕がツイッターで実施したアンケートによると、簿記論に1~2回目で合格した方が63.6%、3回以上かかった方が36.4%いらっしゃいました。

こちらのアンケートでも、1~2回目で合格した方が62.8%いる一方で、3回以上受験して合格された方が37.2%いらっしゃいます。

税理士試験は「2年で1科目合格できれば順調」というイメージです。

万が一不合格になった場合も考慮して、予備校・通信講座を選択しましょう。

僕がおすすめする予備校・通信講座について詳しく知りたい方は、こちらの記事「【社会人】税理士試験の予備校・通信講座おすすめ「4選」」を参考にして下さい。

2024年版【社会人向け】税理士試験の予備校・通信講座おすすめ「4選」

【社会人】税理士試験の予備校・通信講座おすすめ「4選」

2022年8月13日

スタディングでは受からないのか?スタディング税理士講座をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事「スタディング税理士講座では受からない?評判・口コミを現役税理士が徹底解説」を参考にして下さい。

スタディング税理士講座では受からない?評判・口コミを現役税理士が徹底解説

スタディング税理士講座では受からない?評判・口コミを現役税理士が徹底解説

2023年8月3日

簿記論はスタディングかクレアールがおすすめ

簿記論を受験するなら通信講座の「スタディング」か「クレアール」がおすすめです。

  • 受講料が安い
  • 簿財の短期合格に力を入れている

受講料が安い

何と言っても、スタディングとクレアールは受講料が安いというのが最大のメリット。

税理士試験にチャレンジする際、最初に受けるのが簿記論という方も多いと思います。

始めて税理士試験に挑戦するときは「自分が税理士試験で通用するのか不安…」という方がほとんどです。

合格できるか不安なうえ、さらに高額な受講料を負担するとなると、始める前から精神的に追い詰められてしまいます。

中にはご両親やご主人、奥様に受講料を出してもらう方もいらっしゃるでしょう。

その場合はご家族からのプレッシャーも加わりますので、精神的にさらにしんどくなります。

また、大学院での「税法2科目免除」を予定している場合、大学院の学費が約200万円かかります。

「簿財の受講料はできる限り安く抑えたい」という方にもスタディングとクレアールは最適です。

簿記論チャレンジ1年目で見事合格すれば最高です。

しかし、そこは国内屈指の難関資格、スムーズに行く人ばかりではありません。

税理士試験は2回で1科目に合格できれば順調という感じです。

仮に簿記論と財務諸表論を2回受講すると、受講料の合計は次のようになります。

TAC 大原 スタディング クレアール
1回目 390,000円 383,000円 59,800円 230,000円
2回目 370,500円 371,510円 29,800円 161,000円
合計 760,500円 754,510円 89,600円 391,000円

スタディングならTAC・大原の1/8の受講料クレアールならTAC・大原の1/2の受講料です。

「投資は少額から始めよ」とよく言われます。

資格取得は自己投資であり、投資であることに変わりはありません。

まずは、少額から始めることをおすすめします。

簿財の短期合格に力を入れている

スタディングとクレアールは簿財の短期合格に力を入れています。

大手予備校の場合、簿記論と財務諸表論は別々の講師が担当します。

一方、スタディングとクレアールは簿記論と財務諸表論を同じ講師が担当します。

簿記論も財務諸表論も同じ「会計科目」。

簿財2科目を同じ講師が担当することで、講義に一貫性があり聞いていて違和感がありません。

短期合格を目指すうえでスムーズな理解は欠かせません。

また、簿記論と財務諸表論はともに「簿記」に関する科目です。

ですので、学習の内容がかぶる部分も多いのです。

スタディングとクレアールは簿記論と財務諸表論をあわせて1科目ととらえカリキュラムを開発しています。

スタディングは「簿財2科目セットコースのみ」、クレアールは「簿財アドバンス」という簿財専用コースを設けるほど簿財短期合格に力を入れています。

ですので、インプット学習時間が大幅に短縮されています。

このように、簿財に力を入れているスタディングとクレアールなら、仕事や育児で忙しい社会人でも短期合格が目指すことが可能です。

 

⇒【スタディング体験談】仕事と子育てをしながら簿財2科目合格!

 

ガッツリ無料体験できる

スタディングとクレアールはガッツリ無料体験できるのもメリットの一つです。

いくら受講料が他社より安いと言っても、税理士試験の通信講座は高額なお買い物

後から後悔しないように事前にしっかり体験しておきたいです。

スタディングもクレアールもしっかり無料体験ができるので安心です。

特にスタディングは「動画講義」はもちろん「理論暗記ツール」「スマート問題集」「トレーニング問題」「テーマ別演習」「実力テスト」と使用できるほとんどのツールが無料体験できます。

無料体験の充実度はスタディングがナンバーワンです。

スタディングは「メールアドレス」と「お好きなパスワード」を入力するだけで今すぐ無料体験ができます。

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また、クレアールは資料請求すると「テキスト」「講義DVD」「パンフレット」を送ってもらえます。

資料請求して2~3日で届きます。

クレアールは選択できるコースが多く複雑なので、紙のパンフレットで確認した方がコース選択をミスらないです。

クレアール税理士講座の無料資料請求の方法は?勧誘はある??

講義DVD・テキスト・パンフレット

クレアール税理士講座パンフレット(コース選択)

コース選択が多く少し複雑

さらに、資料請求した方限定の「特別割引クーポン」も同封されています。クレアールを候補としてお考えなら必ずゲットしておきたい割引クーポンですね!

クレアール税理士講座(資料請求者限定 特別割引クーポン券)

資料請求者限定の特別割引クーポン

クレアールに資料請求しても一切勧誘されないのでご安心ください。

また、クレアール税理士講座はコース選択や割引の組合せによってスタディングよりも安く簿財2科目を受講することができます。

 

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スタディングもクレアールも「安いけど本当に合格できるの?」と心配になるかもしれません。

そこで、税理士である僕がこの2つの通信講座を実際に使ってみました。

スタディング税理士講座を徹底解分析した記事「スタディング税理士講座では受からない?評判・口コミを現役税理士が徹底解説」もぜひ参考にして下さい。

スタディング税理士講座では受からない?評判・口コミを現役税理士が徹底解説

スタディング税理士講座では受からない?評判・口コミを現役税理士が徹底解説

2023年8月3日

また、クレアール税理士講座を徹底分析し、簿財2科目を業界最安値で受講する方法を解説した記事はこちらです「クレアール税理士講座は受からない?評判・口コミを現役税理士が解説」。

クレアール税理士講座は受からない? 評判・口コミを現役税理士が解説

クレアール税理士講座は受からない?評判・口コミを現役税理士が解説

2023年2月3日

どっちが良いのか比較して見てみたいという方にはこちらの記事「クレアールとスタディングの税理士講座どっちを選ぶべき?徹底比較してみました」を参考にして下さい。

【税理士講座対決!】スタディングとクレアールどっちを選ぶべき?

クレアールとスタディングの税理士講座どっちを選ぶべき?徹底比較してみました

2023年8月10日

「簿記論のみ」で会計事務所に転職したら年収いくらもらえる?

「東京都内」「未経験」「1科目合格」という条件で会計事務所(税理士法人を含む)に転職すると、転職1年目の年収は「約360万円」です。

もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事「【100件調査】簿記論だけで会計事務所に転職したら年収いくらもらえるのか?」を参考にして下さい。

簿記論だけで 会計事務所に転職したら 年収いくらもらえるのか?

【100件調査】簿記論1科目だけで会計事務所に転職したら年収いくらもらえる?

2023年10月11日

まとめ

簿記論と財務諸表論は税理士試験の登竜門

税理士になるには、この2科目をいかに早く突破できるかがカギとなります。

また、予備校・通信講座は「無料体験」が可能なので、自分に合うものをじっくり選んで頂きたいと思います。

そして「これっ!」と決めたら、他の教材に浮気せず徹底的に一つの教材をやり込むのが合格のコツです。

まずは、色々な予備校や通信講座を体験することからスタートしましょう!

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

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来年、簿財2科目合格を狙うなら12月にはスタートを切らないと間に合わないかもしれません。

2科目合格できれば税理士への道が一気に開けます!

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