【税理士試験】所得税法の難易度・合格率推移は?

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所得税法の難易度「★★★★★」  

所得税法の難易度はMAXの「5」です。

所得税法は税法科目のなかでも学習するボリュームが非常に多い科目です。

問題構成は理論問題が50%計算問題が50%となっています。

「所得税」は個人の儲けに対して国が課す税金です。

1億2千万人全ての国民に直接関係する税金なので、当然実務での利用頻度が高い税法といえます。

しかし、学習のボリュームが非常に多いため、社会人が仕事をしながら受験する場合、少しでも合格する確率を上げようとするなら、1年で所得税法1科目に的を絞らざるを得ないと思います。

法人税法と同様、仮に所得税法1科目に的を絞ったとしても、合格レベルに達するにはかなりの時間と労力を必要とします。

なので、働きながら受験する場合は、合格までに2~3年はかかるものと覚悟してチャレンジした方がいいと思います。

税理士になるには選択必須科目である「法人税法」「所得税法」のどちらかをクリアしなければならないのですが、「法人税法」の方が圧倒的に人気が高く、「所得税法」の受験者数は法人税法の3分の1程度です。

これを聞くと強者が法人税法を受験し、所得税法はなんだか手薄で合格しやすい気がしますが、受験者の中には意外にも法人税法を突破した強者が意外に多いので、受験生のレベルが高く合格は容易ではありません。

直近の「2025年第75回税理士試験」の受験者数と合格率は以下の通りです。

  受験者数(人) 合格者数(人) 2025年合格率(%) 受験者数占有率(%)
簿記論 18,466 2,058 11.1 35.4
財務諸表論 15,629 4,980 31.9 29.9
所得税法 1,120 146 13 2.1
法人税法 3,606 488 13.5 6.9
相続税法 2,413 333 13.8 4.6
消費税法 7,064 712 10.1 13.5
酒税法 590 72 12.2 1.1
国税徴収法 1,671 231 13.8 3.2
住民税 439 78 17.8 0.8
事業税 310 38 12.3 0.6
固定資産税 928 144 15.5 1.8
合計(延人員) 52,236 9,280 17.8 100.0

(出典:国税庁HP

直近7年の受験者数の推移は次の通りです。

  令和7年 令和6年 令和5年 令和4年 令和3年 令和2年 令和元年
簿記論 18,466 17,711 16,093 12,888 11,166 10,757 11,784
財務諸表論 15,629 13,665 13,260 10,118 9,198 8,568 9,268
所得税法 1,120 1,195 1,202 1,294 1,350 1,437 1,659
法人税法 3,606 3,583 3,550 3,454 3,532 3,658 4,260
相続税法 2,413 2,515 2,428 2,370 2,548 2,499 2,897
消費税法 7,064 7,206 6,756 6,488 6,086 6,261 7,451
酒税法 590 528 463 454 470 446 492
国税徴収法 1,671 1,670 1,646 1,709 1,702 1,629 1,677
住民税 439 461 462 476 378 381 410
事業税 310 249 250 269 302 335 392
固定資産税 928 893 846 910 941 874 868
合計 52,236 49,676 46,956 40,430 37,673 36,845 41,158
 

直近5年の税理士試験全体の受験者数は増加傾向です。

しかし、所得税法の受験者数は年々減少しており、受験生が所得税法の受験を避ける傾向にあることが分かります。

所得税法の合格率推移

所得税法の直近17年の合格率(緑色)は以下の通りです。

所得税法の合格率は、全11科目の合格率と比較すると「低め」の合格率で推移しています。

最後に

法人税法と同様に所得税法は実務での利用頻度も高く、できれば受験したいとお考えの方も多いと思います。

しかし、所得税法はとてつもない量の条文を暗記しなくてはなりません。

税法科目特有の「条文の丸暗記」がどうも受け入れられない方は、大学院で税法2科目免除を検討してみてもいいかもしれません。

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