- 苦労して簿記の資格を取ったけど活かせてない…
- 簿記を今後どのように活かしていくか検討中…
この記事では簿記資格が活かせる仕事「3選」を紹介しています。
また、それぞれの仕事の「メリット・デメリット」「始め方」も解説しています。
「これから簿記の勉強をしたい」という方は、下の記事で「簿記」についてザックリ解説しているので参考にしてください。
物価や税金、社会保険料は上がるけど給料は増えない…という状況が今後も続くと予想されます。
そんな中、専門性を活かした仕事は非常に強いと感じています。
僕は限りなくブラックに近い中小企業を30歳で退職。一念発起して勉強を始め税理士になりました。(詳細な自己紹介はコチラ)
簿記のおかげで10年以上、不自由なく生活できています。
せっかく苦労して取得した簿記の知識を、ぜひお仕事に活かしていただきたいと思います。
簿記を活かせる仕事3選
僕が推薦する簿記を活かした仕事は次の3つです。
- 会計事務所(税理士事務所)
- 経理職
- WEBライター(副業も可能!)
では順番に解説します。
①会計事務所(税理士事務所)
会計事務所で働けば簿記の知識をフル活用することができます。
会計事務所(税理士事務所)とは
会計事務所は企業や個人事業主の「会計帳簿」や「税務申告書」の作成をサポートをするところです。
そのため、会計事務所で働くためには会計や税務に関する専門知識が必要です。
しかし、「簿記資格は持っているけれど、税務のことは分からない…」という方でも大丈夫。
実は、会計事務所に初めて就職・転職する多くの人は、簿記の知識はあるものの、税務の知識はまだ身に付いていません。
税務については、実際の業務を通じて学んでいくことが一般的です。なので、最初は税務の知識がなくても心配する必要はありません。
求人にもよりますが、会計事務所で働く場合「日商簿記2級以上」を求められることが多いです。
その他、転職で有利になる資格としては「税理士」や「税理士試験科目合格(簿記論や財務諸表論など)」があります。
また、「会計事務所」と「税理士事務所」は同じ意味で使われることが多いので、どちらも同じものと考えて問題ありません。
会計事務所は「税理士」が経営し、その多くが個人経営です。
従業員が10人前後の規模の事務所が一般的です。
ただし、「税理士法人」という会社組織の形態を取る場合もあります。税理士法人では従業員が20~50人程度の規模の事務所が増える傾向があります。
これから会計事務所で働くことを考えている方は是非チャレンジしてみてください。
簿記の知識を活かしながら、税務の知識も徐々に学び、スキルアップしていくことができます。
「東京都内」「未経験」「1科目合格」という条件で会計事務所(税理士法人を含む)に転職すると、転職1年目の年収は「約360万円」です。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事「【100件調査】簿記論だけで会計事務所に転職したら年収いくらもらえるのか?」を参考にして下さい。
会計事務所で働くメリット・デメリット
会計事務所で働くメリット
- 会計・税務の知識を学べる
会計はもちろん税務の知識まで幅広く学べます。会計と税務は切っても切れない関係です。 - 各分野の専門家と知り合える
司法書士、社会保険労務士といった専門家と接点を持つことができます。 - ルーティン仕事が多いので楽
基本的な業務は毎年同じなので、一度慣れてしまえば楽です。 - 時間の融通が利く
クライアントごとに担当者が割り振りされるので、クライアントとの都合が付けば時間の融通が利きやすいです。 - 経理職への転職がしやすい
会計事務所で学んだ会計や税務の知識は企業の経理職でも重宝されます。 - 税理士試験と仕事の両立がしやすい
試験直前になると「試験休暇」をもらえたり、時短勤務の優遇がある会計事務所もあります。
会計事務所で働くデメリット
- 未経験者は転職しにくい
実務経験がとても優遇される職種なので未経験者は転職しにくい傾向にあります。 - 簿記資格がないと入れない
会計事務所は会計のプロ集団ですので、簿記の知識は必須となります。 - 仕事を覚えるのに苦労する
会計事務所は少人数のところが多いので、新人教育に時間が割けず仕事を覚えるまでが大変な場合があります。 - 人間関係が難しい
特に所長税理士との関係が悪化してしまうと職場に居づらくなります。
会計事務所の求人を探す方法
会計事務所の求人を探す方法は以下の通りです。
- 知人に紹介してもらう
- 転職サイトで探す
- 転職エージェントに紹介してもらう⇐一番無難
- ハローワークに紹介してもらう
- 大手予備校の合同就職説明会に行く
会計事務所の年収を見る ⇒ 【ヒュープロ】6,000件以上!会計事務所の求人一覧
「会計事務所の仕事内容」「会計事務所で働くメリット・デメリット」「会計事務所の求人を探す方法」については、こちらの記事「会計事務所で働くメリットとデメリットを税理士がわかりやすく解説」で詳しく解説していますよ!
会計事務所の公開求人数が最多の転職エージェント「ヒュープロ」の評判や口コミは、下の記事で詳しく解説しています。
②経理職
企業の経理職も簿記の知識をフル活用することができます。
経理職とは
経理職は企業の財務管理を担う仕事であり、大企業と中小零細企業の場合で担当する業務には違いがあります。それぞれの特徴と仕事内容について解説します。
大企業の経理職の仕事内容
大企業は多数の取引先や部署があるため財務管理も組織的に行われます。主な業務としては以下のようなものがあり、それぞれを複数人で分業して行います。
- 会計帳簿の作成・管理
大企業では複数の会計帳簿を作成し、管理することが求められます。財務諸表の作成や税務申告書類の作成・提出など、各種書類の作成と管理も重要な仕事の1つです。 - 出納管理
資金の出し入れを管理する業務で、銀行取引の管理やキャッシュフロー管理、支払い処理などが含まれます。資金の適切な管理は企業の健全な経営に不可欠です。 - 経理システムの運用管理
大企業では経理システムを導入している場合があり、その運用管理が求められることがあります。経理システムの改善や運用マニュアルの作成、システムのトラブル対応なども含まれます。 - 予算管理業務
予算の策定、実績管理、見込み管理などを行い、予算達成に向けた提言や改善案の提案なども求められます。 - 経営戦略の策定支援
経理部門は企業の財務面を担当しており、その知見を活かして経営戦略の策定や財務戦略の立案支援を行うことがあります。 - 報告書の作成
役員会や上司への報告書の作成も重要な業務の1つです。財務面や予算達成状況、改善案の提案など、経理部門が担当する業務について報告書を作成することが求められます。
これらの業務は企業によって異なり、担当する経理職のポジションや職務内容によっても異なる場合があります。
中小零細企業の経理職の仕事内容
中小零細企業の経理職は会計業務のみではなく、幅広い業務に携わることがあります。主な業務としては以下のようなものがあり、一人または少人数で全てをこなします。
- 会計処理
中小零細企業では、会計ソフトを使って仕訳入力や伝票作成、決算書の作成を行うことが多いです。経理職はこれらの日常的な会計処理を担当します。 - 給与計算
中小零細企業では、外部の給与計算サービスを利用する場合もありますが、内部で給与計算を行う場合もあります。その場合、経理職が給与計算業務を担当することが多いです。 - 財務分析
中小零細企業では、経営者が直接経理業務を行うことが多いため、経理職は財務分析に携わることがあります。経理職は、決算書の作成や会計データの分析に基づき、経営者に財務情報を提供します。 - 事務手続き
中小零細企業では、経理業務だけでなく、事務手続きも担当することがあります。例えば、税務申告や社会保険手続き、労働保険手続きなどが挙げられます。 - 外部とのやり取り
中小零細企業の経理職は外部とのやり取りが多いです。例えば、税理士や社会保険労務士とのやり取り、取引先とのやり取り、銀行とのやり取りなどです。経理職はこれらのやり取りを円滑に進めるためにも、コミュニケーション能力が求められます。
中小零細企業の経理職は、業務の幅が広いため、多岐にわたるスキルを身につけることができます。
また、経営者と直接やり取りをすることができるため、企業の経営について幅広く学ぶことができます。
ただし、担当業務が多いため、繁忙期には多忙を極めることがあります。
大企業と中小零細企業で経理職の業務内容には違いがありますが、基本的な業務はどちらも同じです。
ただ、大企業の場合は「深く狭く」、中小零細企業の場合は「広く浅く」業務に携わるという点が異なります。
また、経理職には正確性や事務処理能力が求められるほか、業務内容が多岐にわたるためコミュニケーション能力も求められます。
企業の経理職で働くには「日商簿記2級以上」の資格を要求されることが多いです。
経理職で働くメリット・デメリット
経理職で働くメリット
- 安定した職種である
経理職は企業の経営に不可欠な業務であり需要があるため、安定的な職種と言えます。 - スキルアップができる
会計帳簿の作成や財務諸表の分析など、専門的なスキルが求められるため、職務経験を積むことでスキルアップができます。 - 高い給与水準が期待できる
企業の業績によっては、経理職には高い報酬が支払われることがあります。 - ビジネスの全体像を把握できる
経理職は、企業の財務状況を把握することが求められるため、ビジネスの全体像を把握することができます。 - キャリアアップの可能性がある
経理職は、財務部門の管理職や経理マネージャーなどへのキャリアアップの可能性があります。
経理職で働くデメリット
- ルーティン業務が多い
会計帳簿への入力作業など、ルーティン業務が多いため、モチベーションが下がることがあります。 - 経験値が重視される
経理職は、実務経験が重要なため、初めての職場ではややハードルが高くなる場合があります。 - 帳簿の不正防止など、責任の重い業務がある
帳簿の不正防止や税務申告など、責任の重い業務が求められることがあります。 - 難解な専門用語が多い
簿記や会計には難解な専門用語が多いため、理解が難しい場合があります。 - 経理業務のストレスが蓄積しやすい
決算期などには業務のストレスが蓄積しやすいことがあります。
経理職の求人を探す方法
- 知人に紹介してもらう
- 転職サイトで探す
- 転職エージェントに紹介してもらう⇐一番無難
- ハローワークに紹介してもらう
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
求人を探す方法 | メリット・デメリット |
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いろいろな方法がありますが、おすすめは「転職エージェント」です。
転職エージェントを利用する最大の理由は、企業の内部情報を知ることができるからです。
- 年齢構成
- 男女の比率
- 経理部の人数
入社してみると「40~50代ばかりの職場に20代が1人だけ」「女性ばかりの職場に男性が1人だけ」ということもあり得ます。
人にもよると思いますが、同性・同年代がいない職場はかなりストレスです。
転職エージェントに質問すれば、事前に経理部の様子を教えてもらえますので後で後悔することも少ないです。
効率的な転職活動には転職エージェントからの内部情報は欠かせません。
転職エージェントには優良求人が集まりやすい
転職エージェントには優良求人が集まりやすいという特徴があります。
その理由は転職エージェントのビジネスモデルにあります。
求職者は転職エージェントを全て無料で利用できます。
転職エージェントはお金を求職者からではなく、人材を採用した企業からもらいます。
一般的に転職した人の年収の約30%が、人材を採用した企業から転職エージェントに紹介手数料として支払われると言われています。
- 紹介手数料 年収400万円×30%=120万円
人材の採用にこれだけのコストをかけるには、資金的な余裕が無ければ無理です。
絶対ではありませんが、資金的に余裕がある企業はホワイト企業の可能性が高いです。
また、人気企業が求人募集すると応募が殺到して選考が大変です。
人気企業は求人を「非公開」として転職エージェントに募集をかけ、企業が求める条件にマッチした人材のみを紹介してもらっているのです。
このように、転職エージェントには優良求人が集まりやすいというメリットがあります。
また、経理職に特化した転職エージェントを利用すれば、転職のサポートを受けながら経理職ならではの事情も聞くことができます。
ネットや書籍でも一般的な情報は手に入ります。
しかし、企業と頻繁にコンタクトを取っている転職エージェントには到底かないません。
どんな些細なことでも遠慮なく転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントの選び方
転職エージェントは大きく分けて「総合型」「特化型」の2つのタイプがあります。
総合型と特化型の特徴は次の通りです。
総合型 | 特化型 | |
取扱い業種 | あらゆる業種 | 特定の分野のみ |
求人件数 | ◎多い | △少ない |
会計事務所業界の知識 | △乏しい | ◎豊富 |
特徴 |
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転職エージェント |
このように、総合型と特化型とでは特徴に一長一短があります。
経理・会計事務所に強い転職エージェント | ||
特化型 | ヒュープロ |
会計事務所の公開求人数No.1の転職エージェント。 東京、大阪、名古屋などの都市部の求人に強い。登録から内定まで「平均21日間」という驚異的なスピード。 |
総合型 | リクルートエージェント | 求人数No.1を誇る最大手転職エージェント。どの職種も求人が豊富なので、コロナで求人数が減少しつつある今、約20万件を超える求人数を有しているのは魅力。 |
特化型 | MS-Japan | 経理・財務・総務・一般事務などの管理部門と士業に特化した転職エージェント。経理職に強く業界に精通したアドバイザーが在籍しているのが魅力。 |
特化型 | ジャスネットキャリア | 会計・経理・財務・税務に特化した転職エージェント。創業から20年以上の歴史があり、業界に精通したコンサルタントがサポートしてくれる。 |
特化型 | マイナビ税理士 | 税理士・科目合格者に特化した転職エージェント。業界大手のマイナビが運営しており安心してサービスを受けることが出る。BIG4税理士法人などの優良求人が豊富。 |
特化型の転職エージェントは未経験者向けの求人は少ない印象です。
しかし、「日商簿記1級」「税理士」「税理士科目合格」「公認会計士」といった簿記のハイランク資格をお持ちの場合は求人数が多いです。
経理職が未経験で「日商簿記3級・2級」のみという場合、特化型の転職エージェントではなかなか良い求人に出会えないかもしれません。
その場合は「リクルートエージェント」で探してみることをおすすめします。
何と言ってもリクルートエージェントは国内最大級の求人数を誇り、未経験者可の求人も多いです。
2024年11月1現在、公開されている求人数は48万件以上。登録しないと見れない非公開求人は40万件以上もあります。
未経験者には厳しい経理職への転職ですが、リクルートエージェントなら十分可能性があります。
どんな求人があるのか、あなた自身の目で一度確かめてみて下さい。
無料登録して非公開求人を見る ⇒ リクルートエージェント
③WEBライター(副業も可能!)
簿記の知識があればWEBライターという仕事も可能です。
WEBライターの仕事は自由度が高く「副業」としても可能です。
ただし、会計事務所や経理職での実務経験が無い場合、高単価の仕事を請負うのは難しいです。
なので、高収入を狙うなら「簿記知識」と「実務経験」の両方があると良いです。
WEBライターとは
WEBライターとは、インターネット上で公開されるコンテンツの制作を専門に行う仕事です。具体的には、企業や個人のウェブサイトやブログ、SNS、メールマガジン、オンラインショップなどに掲載する記事やコンテンツを執筆することが主な業務となります。
WEBライターは、SEO(検索エンジン最適化)の知識を持ち、検索エンジンで上位表示されるキーワードを考慮しながらコンテンツを制作します。また、読者の興味を引きつけるタイトルや見出しを考え、読みやすく分かりやすい文章を書くことが求められます。
また、WEBライターはライティングスキルだけでなく、タイムマネジメントやコミュニケーションスキルも必要となります。
WEBライターは多くの場合「フリーランス」で働くことが一般的ですので、副業として簿記知識を活かすことが可能な仕事です。
企業で働く場合は、ウェブサイトやブログの運営を行っている部署で正社員として雇われることもあります。
WEBライターとして働くメリット・デメリット
WEBライターとして働くメリット
- 自由度が高い
WEBライターは自宅やカフェなど自分の好きな場所で仕事ができるため、自由度が非常に高いというメリットがあります。また、時間も自由に設定できるため、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。 - スキルアップができる
WEBライターは様々なジャンルやテーマの記事を書くため、様々な知識や情報を吸収することができます。また、クライアントからのフィードバックや編集者からの指摘を受けて、自分のスキルアップにもつながります。 - 副業や自己実現のために適している
WEBライターは自分のペースで働くことができるため、本業と並行して副業としても働くことができます。また、自分の得意分野や興味のある分野について書くことができるため、自己実現のために働くことができます。 - 能力や実績次第で高収入を得ることができる
WEBライターとしての収入は、能力や実績によって大きく異なります。実力があるライターであれば、高収入を得ることができます。特に、SEO対策やコピーライティングなど、高度なスキルを持っている場合は需要が高く、報酬も高くなる傾向があります。 - 仕事量が豊富
WEBライターとして働く場合、様々な企業やクライアントからの依頼があります。そのため、仕事量が豊富であるというメリットがあります。
【WEBライターとして働くデメリット】
- 非正規雇用が多い
WEBライターとして働く場合、非正規雇用やフリーランスが多いため、安定した収入を得ることが難しいというデメリットがあります。 - 報酬が低い
WEBライターの中には1記事あたり数百円しか報酬がもらえない場合があるため、報酬が低いというデメリットがあります。特に初心者の場合や、記事内容に関する専門的な知識が乏しい場合は報酬が低いことが多いため、スキルアップするまで苦労する面もあります。 - 時間がかかる
WEBライターの仕事は、記事を書くだけでなく、キーワードのリサーチやSEO対策なども必要となるため、時間がかかるというデメリットがあります。また、クライアントからの指示や修正依頼などが多い場合はスケジュール調整が必要になることもあります。そのため、効率的な時間管理が必要となります。 - ストレスが溜まりやすい
WEBライターは、クライアントの指示に従ってコンテンツを作成することが多いため、クライアントからの指示やフィードバックに対してストレスを感じることがあります。また、納期に追われることもあるため、ストレスが溜まりやすいというデメリットがあります。 - 健康に影響が出る場合がある
長時間のパソコン作業が必要なWEBライターの仕事は「目の疲れ」や「肩こり」「腰痛」などの健康問題を引き起こすことがあります。また、自宅で仕事をすることが多いため、運動不足になりやすいというデメリットもあります。
WEBライターの仕事を探す方法
WEBライターの仕事を探す方法は以下の通りです。
- フリーランスサイトを利用する
クラウドソーシングサイトやフリーランスプラットフォームを利用して、WEBライターの仕事を探すことができます。代表的なサイトとして「クラウドワークス」があります。 - 転職サイトを利用する
「リクナビNEXT」など、WEBライターの求人情報が掲載されている転職サイトを利用して求人を探すことができます。 - SNSを活用する
自分の作品やブログなどをSNSで発信することで、企業や個人からWEBライターの仕事のオファーを受けることができる場合もあります。 - 顧客を直接獲得する
自分自身で顧客を獲得し、WEBライターの仕事を請け負う方法もあります。自分の作品をまとめたポートフォリオサイトを作成したり、業界イベントやセミナーに参加することで、直接顧客を獲得することができます。
初心者におすすめなのは「クラウドワークスで仕事を探す」です!
㈱クラウドワークスは東証グロース市場に上場しており、日本最大級のクラウドソーシングのマッチングプラットフォームを運営している企業です。
クラウドワークスで募集している仕事は記事の執筆だけではありません。
「仕訳入力」「売掛金・買掛金管理」「給与計算」といった一般的な経理業務もあります。
単価や納期は仕事内容や発注者によってさまざまですが、気軽に始められるのがメリットです。
クラウドワークスでの仕事の探し方はとても簡単。
まずは会員登録(無料)をしましょう。
会員登録はメールアドレスのみでできます。
会員登録が終わったらマイページ上部の「募集中の仕事一覧」をクリックします。
仕事カテゴリの中から「ライティング・記事作成」を選び「オウンドメディア・ブログ記事作成」または「記事・Webコンテンツ作成」をクリックしましょう。
検索フォームに「経理」「簿記」などと入力すると、経理や簿記関係の記事を作成するお仕事がずらずらっと表示されます。
プロフィールなどは応募してみたい仕事が見つかってから充実させればOKです。
もし気に入った仕事が見つからなければ退会すれば良いだけです。
退会方法もとても簡単です。
- マイページ画面右上の「プロフィール編集」をクリック。
- プロフィール編集画面で「基本情報編集」をクリック。
- 基本情報編集画面の下部にある、退会を希望する方は「こちら」をクリックすれば退会手続きができます。
退会も簡単にできるので、仕事を探すだけならリスクはゼロです。
まずはどんな仕事があるのかご自身で検索してみましょう!
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ハイランク資格を取得すれば可能性は広がる
難易度が高い資格を取れば可能性が広がります。
具体的には次のような資格があります。
- 公認会計士
- 税理士
- 税理士(科目合格)
- 日商簿記1級
この中でもおすすめは「税理士(科目合格)」です。
税理士試験は全部で11科目あり、そのうち5科目に合格する必要があります。
1 | 簿記論 | どちらも必須科目 | 会計科目(受験資格なし) |
2 | 財務諸表論 | ||
3 | 法人税法 | どちらか1科目必須 | 税法科目(受験資格が必要) |
4 | 所得税法 | ||
5 | 相続税法 | 選択科目 | |
6 | 消費税法 | ||
7 | 酒税法 | ||
8 | 国税徴収法 | ||
9 | 住民税 | ||
10 | 事業税 | ||
11 | 固定資産税 |
税理士試験の合格率は約15%で、1科目に合格するまでに必要な勉強時間の目安は約1,000時間/年と言われています。
11科目の中でも簿記論と財務諸表論は受験資格が無く、誰でも受験できます。
たった1科目合格するのも大変な試験だけあって、転職市場では高く評価されます。
実際に僕の友人は、簿記論と財務諸表論に合格した後、某超有名メーカーの経理職に転職しました。
また、僕自身は財務諸表論に合格後、33歳の時に未経験で会計事務所に転職。そして税理士になりました。
このように、税理士試験の会計科目(簿記論・財務諸表論)に合格すれば経理職への転職も可能ですし、そのまま勉強を続けて税理士になるという選択もできます。
また、税理士になれば独立開業も可能なので、元気であれば定年を気にすることなく何歳でも働くことができます。
簿記論・財務諸表論の取得は予備校か通信講座を利用するのが一般的。
市販のテキストや問題集のみの「独学」はおすすめしません。
学費のコストを抑えたい!という方にはスタディングがおすすめです。
スタディングは「コスパの良さ」「スマホで勉強できる」という点が好評で、近年利用者が急増している人気の通信講座です。
スタディングなら簿記論・財務諸表論の2科目セットで59,800円から受講できます。
これは大手予備校の1/6程度の価格。
スマホで勉強できるので、仕事や子育てをしながら簿記論と財務諸表論の2科目に合格される方もいます。
⇒【スタディング体験談】仕事や育児のスキマ時間で勉強して簿財2科目合格!
- 簿記の知識がゼロ…
- 以前簿記を勉強したけど記憶が薄い…
という方は、簿財2科目の各コースに+500円すれば「簿記入門コース」を受講できます。
日商簿記3級レベルの知識を習得し、スムーズに簿記論と財務諸表論の勉強に入ることができます。
日商簿記3級の勉強なら市販のテキストでも可能ですが、プロの講師の解説付きの方が当然理解するスピードも速いです。
スタディングは無料体験も可能です。
無料体験の申し込みはとても簡単。
「メールアドレス※」と「自分が好きなパスワード」を入力するだけ。
※Gメール、ヤフーメールでもOK!
名前、住所、電話番号などの個人情報を入力する必要は一切ありません。
後から勧誘なども一切ないのでご安心を。
今すぐ無料体験してみる ⇒ スタディング税理士講座【公式】
「実務経験」があれば選択肢が増える!
簿記の知識に「実務経験」が加わることで、仕事の選択肢が広がります。
今回ご紹介した「会計事務所」「経理職」「WEBライター」という仕事はどれも実務経験があると、転職しやすくなりますし、仕事を受注しやすくなります。
また、年収や報酬単価も上がります。
なので、まずは会計事務所か経理職で働いて実務経験を積むことが超大事。
あなたが自分の部下を採用することをイメージしてみてください。
「全くの未経験者」と「実務経験1年」とでは天と地ほど差がありませんか?実務経験の有無がいかに大事なのかが分かります。
せっかく苦労して取得した簿記資格です。
ぜひその貴重な知識をマネタイズに役立てて頂きたいと思います!
会計事務所・経理職の年収を見る → 【ヒュープロ】会計事務所・経理の求人が10,000件以上!
会計事務所の公開求人数が最多の転職エージェント「ヒュープロ」の評判や口コミは、下の記事で詳しく解説しています!
経理と会計事務所どっちにしようか迷う…という方は「適性診断テスト」をやってみてはいかがですか?
下の記事「【適性診断テスト】経理と会計事務所のどっちに向いているか診断します!」に診断テストが設置してあります。
所要時間は約1分。設問に「はい」「いいえ」で答える簡単なテストです。
よかったら参考程度にお試しください!
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