こんにちは、はらすけです。
僕は偏差値30台のFラン大学卒(理系)で、限りなくブラックに近い中小企業を30歳で退職。それから猛勉強を始めて6年かかって税理士になりました。(プロフィール)(Twitter @ojibu2020)
もしかすると、Fラン大学に入学し「人生終わった…」「就職は厳しいかも…」と悲観的になっていませんか?
しかし、その不安を解消する方法があります。
それは「資格試験の勉強をする」という方法です。
なんだか当たり前みたいに感じますが、実は得られるものは資格だけではありません。
この記事では、Fラン卒の僕が死ぬほど資格の勉強をした結果、手に入れた意外なものを3つご紹介します。
さらに、税理士になる具体的な方法(年代別・ケース別)も解説しています。
何学部でも税理士になれます!
税理士という一生使えるハイランク資格をゲットしたい大学生は必見です。
資格の勉強をどれだけやったの?
では、僕が実際どれだけ勉強したかと言うと「年間1,000時間×6年=約6,000時間」です。
具体的にどんな生活を送っていたかというと、仕事をしている平日は1日に2〜3時間、土日祝日は5〜7時間は勉強していました。
このスケジュールで勉強すると年間約1,000時間くらいになります。
これを6年間継続していたわけです。
僕は税理士になりたくて、30歳から本格的に資格の勉強を始めました。
税理士とは会社や個人の会計帳簿や税務申告書を作成したり、税金の相談にのったりと「お金」に関する業務をする人です。
税理士資格は国家資格の中でも超難関とされており、取得までに平均で約10年かかるとも言われています。
(出典:資格の取り方)
最初から〇〇年で税理士になれると分かっていたら取組やすいです。
しかし、税理士試験は合格率10〜15%の「相対試験」です。
その合格率の低さから、自分がいつ合格できるのか予測不可能…。
ですので、受験生の間は出口が見えない長いトンネルをひたすら歩いているような感覚に陥ります。
資格以外に得た「3つ」のもの
資格以外に得た大切なものが3つありました。
①継続する習慣
どんなことでも「継続」させるコツをつかみました。
継続力は絶対に身につけておくべきスキルだと思います。
どんなに理解が遅い人でも継続さえできれば確実に成長します。
僕はたったの1年間「簿記」の勉強を継続しただけで、1年前とは比べ物にならない圧倒的な成長を実感できました。
1年前の自分は貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などを見てもチンプンカンプン。
しかし、1年後それらを全て理解できるようになりましたし、自分で作成できるようになりました。
ベテランの社会人でも、決算書を理解できる人ってほとんどいません。
また、資格の勉強に限らず、スポーツ、筋トレ、料理、ユーチューバーなど、どんな分野でも成果を出している人の共通点は「継続している」という点だと思います。
「継続は力なり」ということわざを資格の勉強を通じて実感しました。
僕が継続力を身につけた方法は、下の記事で詳しく解説しています。
②時間を作る能力
働きながら資格の勉強をしようと考えたとき、問題となるのが「勉強時間の確保」です。
僕が受けていた税理士試験は「相対試験」なので、ライバルたちに勝つにはより多く勉強して本番でいい点を取らなくては合格できません。
時間は作ろうと思えば、いろんなところから捻出できます。
一番簡単に作る方法は「スマホの時間」を利用することです。
無意識のうちにSNSを見たりネットサーフィンしたりと、スマホを触っている時間ってホントに多いです。
ちなみに、ニールセン デジタルが2020年3月24日に発表した調査によると、1日のスマホ利用時間は平均で3時間46分だそうです。
これを1年に換算すると1,374時間です!
出典:マイナビニュース
どんな分野でも、1万時間くらい継続してそれに取り組めばプロレベルに達するという「1万時間の法則」というものがあります。
日頃のテレビやスマホの時間を使うだけで、約10年でプロレベルのスキルを1個マスターできることになります。
僕はその時間を利用して税理士になれたわけです。
③努力できる人という「肩書」
Fラン大学生が見下される理由は、偏差値が低いからではなく「努力して成果を出した経験がない」から。
偏差値が低いということは、勉強というジャンルで目標に向かって、死ぬほど努力をした経験がなく、成果を出せなかった結果です。
要するにFラン大学生は努力の「童貞くん」です。
難関大学に入学した人は、目標に向かって努力し成果を出しているので社会から「努力できる人」として評価されます。
資格を取得することで、努力ができる人という「肩書き」を手に入れることができます。
そして、めでたく童貞くん卒業です。
取得した資格が難関であればあるほどその価値は高くなります。
さらに、Fラン大学生のように勉強ができない人という「レッテル」を貼られている人が、難関資格を取得すると、周囲から一目置かれる存在となります。
学歴にコンプレックスがある方もこれで解消します。
税理士を目指す方法(年代・ケース別)
税理士資格に興味ある!という方のために、年代別・ケース別の「税理士になるまでの具体的な方法」を解説しています。
- 30歳から税理士を目指す方法
- 40歳から税理士を目指す方法
- 50歳から税理士を目指す方法
- 主婦から税理士を目指す方法
- シングルマザーから税理士を目指す方法
- 高卒から税理士を目指す方法
- 大学生から税理士を目指す方法
30歳から税理士を目指す方法
30歳になると、このまま今の会社で働くのか、それとも転職するのか迷うことも多いと思います。
僕が税理士を勉強し始めたのは30歳の時でした。
30歳から税理士になる方法をこちらの記事「30歳社会人が最短で税理士になるための完全ロードマップ / Fラン卒でもなれた!」に詳しくまとめています。
30歳から本気で税理士になりたいという方は、ぜひ参考にして下さい!
40歳から税理士を目指す方法
40歳から税理士になることももちろん可能です。
しかし、40歳になると結婚して子供ができ、住宅ローンがあったりと30歳の時とは状況が大きく変化している方も多いはずです。
ですので、ある程度「作戦」を考えながら資格取得を進める必要があります。
そこで、40歳から税理士を目指す具体的な方法について、こちらの記事「税理士を40代から勉強して目指すのは可能?具体的な方法を現役税理士がガチ解説」に詳しくまとめました。
50歳から税理士を目指す方法
50歳から税理士になることは可能です。
50歳になると会社の定年がちらつき始めて、定年後の暮らしを具体的にイメージするようになります。
また、子供に手がかからなくなる一方、子供の学費など金銭的な負担が増えてくる年代です。
金銭的な負担も増えますが、自分の時間も増えてきたという方もいらっしゃると思います。
50歳から税理士を目指す場合、税理士として働ける年数を考え、5科目合格(官報合格)は諦めた方が良いかもしれません。
ですので、「大学院での科目免除(税法2科目)」を利用することがほぼ必須になります。
50歳から本気で税理士を目指す方法については、こちらの記事「50歳から税理士を目指すのは可能?具体的な方法を現役税理士が解説!」を参考にして下さい。
主婦から税理士を目指す方法
もちろん主婦の方でも税理士ななることは可能です。
- 子供の教育費が不安…
- 旦那様がかなり年上で旦那様が定年した後の生活が心配…
などの理由から税理士を目指す30歳前後の主婦は専業主婦、兼業主婦を問わず増えています。
主婦の方が税理士を目指す場合、一番のネックとなるのが「勉強時間の確保」でしょう。
家事や育児、仕事、勉強を同時に行うことは難しいですが、不可能ではありません。
スキマ時間を効率よく使って科目合格を果たす主婦も多いです。
⇒【スタディング体験談】仕事と子育てをしながら簿財2科目合格!
短期間で官報合格(5科目合格)が理想です。
しかし、短期間かつ高い確率で税理士資格を取得するなら、やはり大学院での税法2科目免除は利用した方が無難でしょう。
主婦から税理士を目指す具体的なステップについては、こちらの記事「主婦から税理士になるには…?ママが税理士を目指す具体的ステップを解説」で詳しく解説しています。
シングルマザーから税理士を目指す方法
シングルマザーから税理士になるのは可能です。
一番の問題は「勉強時間の確保」です。
ご実家からの全面的な支援を受けられるなら、勉強時間の確保もかなり現実的になります。
また、少しでも勉強時間を確保する為に、日常のスキマ時間を有効に使うことは必須。
詳しくは以下の記事「シングルマザーから税理士になる方法を完全解説」で解説しています。
高卒から税理士を目指す方法
高卒でも税理士になるのは可能です。
高卒者が税理士を目指す際、一番の問題点が「税法科目の受験資格」です。
税理士試験の受験科目は「会計科目」と「税法科目」に分けられます。
会計科目は受験資格が無く誰でも受験できますが、税法科目には受験資格があります。
受験資格を得る方法はいくつか存在します。
僕がおすすする方法は「会計事務所で2年以上働く」というもの。
この方法ならお金をもらいながら、税法科目の受験資格と実務経験が積めるので「一石三鳥」です。
高卒者が税理士になる方法については、こちらの記事「高卒から税理士になるには?なり方を超具体的に解説してみました」で詳しく解説しています。
大学生から税理士を目指す方法
大学生が最も税理士資格に近い環境にあります。
なぜなら、社会人とは比べ物にならない「勉強時間」が確保できるからです。
ですので、現在大学生で税理士を目指したいという方は、前向きに検討すべきだと思います。
予備校・通信講座によっては「学割」がきくので受講料も安いです。
通信講座最安値のスタディングの場合、学割で全商品20%OFFになります。
現役大学生が税理士になる方法については、こちらの記事「【何学部でも問題ナシ?】大学生から税理士になる方法を徹底解説」で詳しく解説しています。
最後に
資格の勉強で「継続力」「時間をつくる能力」「努力できる人という肩書」を手に入れることができます。
中でも「継続力」は特に重要です。
分野を問わず継続しなければ成果を得られないことはたくさんあります。
もしかすると、資格の勉強で得る最大のメリットは「継続力」をゲットできることかもしれません。
自分を変えたい!と思っている方は、資格の勉強できっかけをつかんでみてはいかがですか?
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