会計事務所に転職したいけど後で絶対に後悔したくない!
という疑問に全力でお答えします。
結論から言うと、「会計事務への転職する典型パターン」は次の5つです。
- 仕事内容が予想と違っていた
- 勉強と仕事の両立が難しかった
- 給与に関する不満があった
- 人間関係に問題があった
- 職場環境に問題があった
そして、「後悔しない転職方法」は次の通りです。
- 在職中に転職活動をする
- 譲れない条件を明確にしておく
- 調査を入念に行う
- 転職エージェントを使う
僕は異業種から税理士業界に転職し、会計事務所転職は2回経験しています。会計事務所歴は通算で15年以上のベテランでもあります。
この記事は、「未経験で会計事務所への転職を目指す人」「今現在転職に後悔してしていて再度転職を検討している人」の役に立つ内容になっています。
ぜひ最後までお読み下さい!
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会計事務所に転職して後悔するパターン5選
まず最初に会計事務所に転職して後悔する典型パターンは次の「5つ」です。
- 仕事内容が予想と違っていた
- 勉強と仕事の両立が難しかった
- 給与に関する不満があった
- 人間関係に問題があった
- 職場環境に問題があった
①仕事内容が予想と違っていた
求人票や採用情報に記載されている職務内容と、実際に会計事務所に入った後に任される業務が異なることは珍しくありません。
特に転職を通じて「新しいスキルの習得」「キャリアアップ」を目指す場合、期待とのギャップが大きくなることがあります。
例えば、「新しいスキルを学び、専門的な業務に従事することを期待して転職したものの、実際にはルーティンワークが主体で、将来的にも仕事内容が変わる兆しが見られない」という経験をする方も少なくありません。
また、そもそも会計事務所の仕事内容が自分に合っていなかったというケースもあります。
このような状況は、仕事へのモチベーションを低下させ、会計事務所に転職したことを後悔させる要因となります。
②勉強と仕事の両立が難しかった
「残業と休日出勤」が想像以上で、仕事と勉強の両立ができない場合があります。
求人票に「税理士試験受験生応援」と書かれていても、実際には残業が多いこともあります。
さらに、小規模な会計事務所では人手が少ないため、職員が辞めたり入院したりすると仕事が急に増えることもあります。
残業と休日出勤に追われ、税理士試験の勉強ができない状況が続くと転職を後悔します。
③給与に関する不満があった
未経験者や経験が少ない人は転職当初の平均が低いです。
会計事務所の給与体系は、その職員が担当しているクライアントから得られる売上高と連動していることが多いです。
例えば、年間の売上高が1,000万円なら、その40%の400万円が年収といった感じです。
未経験者は会計事務所に入ったら研修や教育を通じて仕事を覚える必要があるので、売上高に貢献することができません。
したがって、経験者に比べて給与が低めに設定される傾向があります。
また、年数を経過しても顧問料が安いクライアントばかり担当していると、忙しいばかりで年収が一向に上がらないというケースもあります。
このように、年収が一向に上がらない状況が続き、今後も上がる気配が無いと感じると転職したことを後悔します。
④人間関係に問題があった
会計事務所は人とコミュニケーションを取る機会が多い職種です。
会計事務所の所長、職場の人、クライアント、金融機関、税務署、他の士業など、様々な人達と日々コミュニケーションを取ります。
特に、所長と職場の人とは毎日顔を合わせ、業務上でも協力が必要な場合もあります。
ですので、所長や職場の人と人間関係をこじらせるとかなり地獄です。
次にこじらせると厄介なのがクライアントです。経営者の中には、高圧的な人や節税を通り越して「脱税思考」の方もごく稀にいます。
対応に困るクライアントをこの先も担当し続けることを考えると気分が滅入ります。
このように、人間関係に問題があると転職したことを後悔する要因となります。
⑤職場環境に問題があった
会計事務所の「雰囲気に馴染めない」とい声もよく耳にします。
僕が初めて入った会計事務所では、各職員が担当する仕事がはっきり分かれていたため「個人事業主の集まり」といった独特の雰囲気があり、慣れるまでに時間がかかりました。
また、会計事務所には入っても「仕事を教えてもらえない」「研修制度が不十分」といった教育環境に対する不満も良く聞きます。
職員数が10人以下の小規模な会計事務所だと、新人教育をする余裕がありません。さらに、急に職員に欠員が出たり、顧問先が増えると仕事量が一気に増えるという事態も起こります。
このように、職場環境への不満が募ると転職したことを後悔します。
後悔しない転職方法
では、後悔しない会計事務所転職を実現するためには何をすれば良いのか解説します。
次の「4つ」は必ずやって頂きたいと思います。
- 在職中に転職活動をする
- 譲れない条件を明確にしておく
- 調査を入念に行う
- 転職エージェントを使う
①在職中に転職活動をする
できれば、在職中に転職活動をして下さい。
当然ですが退職すると収入が断たれます。
すぐに理想の転職先が見つかれば良いのですが、転職活動が予想以上に長引くと貯金が減り「焦り」を感じるようになります。
焦ってくると冷静な判断ができなくなり、条件が悪い求人に応募して後悔するパターンに陥りやすいです。
常に冷静な気持ちで居るめにも、在職中に転職活動を行うことをおすすめします。
②絶対に譲れない条件を明確にしておく
自分にとって、「絶対に譲れない条件」が何かを明確にしておくことが重要です。
例えば、「仕事と勉強の両立ができれば、その他の条件は大目に見る。」といった感じです。
年収が高くて勉強との両立もできてて、残業・休日出勤もゼロで…と希望条件が多すぎると転職先は絶対に見つかりません。
また、転職時に自分が最も重要視する条件を会計事務所側に伝えておけば、職場環境の変化があった時に配慮してもらえる可能性もあります。
「この会計事務所に入る目的は何か?」
目的が明確になれば、譲れない条件も明確になるはずです。
③調査を入念に行う
絶対に譲れない条件が明確になったら、求人がその条件を満たしてくれるのかを入念に調査しましょう。
先述した「仕事と勉強の両立ができれば、その他の条件は大目に見る。」という人なら、勉強できる環境があるのかを入念に調査します。
その場合、以下のことは事前に調べておくべきです。
調査項目 | 調査する理由 |
職場に受験生はいるのか? | 職場に受験生0人だと、繁忙期に定時で帰ると他の職員から冷ややかな目で見られるから。 |
直近で職場から科目合格者は出たのか? | 求人票に「受験勉強との両立も可能」と書かれていても、実際は合格者が全く出ていないという場合、本当に勉強できる環境なのか疑わしい。 |
会計事務所の所長は税理士試験に理解があるのか? | 「とにかく職員には利益を出すためにしっかり働いて欲しい」「税理士資格を取って独立したら顧客を奪われる」という理由で受験勉強には否定的な人もいる。 |
事前調査を怠ると、転職して後悔することになります。
④転職エージェントを利用する
「③調査を入念に行う」は自分一人では無理です。
求人票やホームページのみでは上記のような内部情報を知ることはできません。かと言って、調査を疎かにすることもできません。
そこで、おすすめするのが転職エージェントの活用です。
転職エージェントは採用企業とコンタクトを取っているので、求人票やホームページに載っていない内部情報を持っています。
必要とあらば企業へ問い合わせもしてくれます。
転職先のことを入念に調査するには転職エージェントは欠かせません。
転職エージェントの中で、会計事務所の公開求人数が最も多いのが「ヒュープロ」です。
ヒュープロは会計事務所に特化した転職エージェントで、キャリアアドバイザーは会計事務所業界に精通していますので、未経験者の方が業界研究をするのにも最適です。
ヒュープロで会計事務所の求人を見てみる ⇒ 会計事務所の求人一覧
ヒュープロの評判・口コミを税理士目線で詳しく解説した記事はこちら「ヒュープロ(Hupro)の評判は?東京の会計事務所に転職したい人は必須」です。
失敗しない会計事務所求人の探し方
では、理想の会計事務所の求人を探すにはどうすれば良いのか?
会計事務所求人の探し方には以下のような方法があります。
- 知人からの紹介
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 大手予備校の合同就職説明会
求人を探す方法 | メリット | デメリット |
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求人探しには転職エージェントを活用する
繰り返しになりますが、おすすめは「転職エージェント」の活用です。
転職エージェントを利用する最大の理由は、会計事務所の内部情報を知ることができる点です。
会計事務所は小規模で個人経営のところが多く、ホームページが存在しないことも普通にあります。
ホームページがあったとしても情報量が少なく、どんなスタッフが在籍しているのか全く分からない場合も多いです。
その点、転職エージェントは会計事務所とコンタクトを取っていますので、ホームページや求人票に無い内部情報を持っています。
会計事務所への転職を2度経験した僕としては、「人間関係に関する事項」は必ず確認した方が良いと思っています。
- 所長税理士の性格・人柄
- 年齢構成
- 男女構成
- 税理士試験の受験生が何人いるか
効率的な転職活動には転職エージェントからの内部情報は欠かせません。
転職エージェントには優良求人が集まりやすい
また、転職エージェントには優良求人が集まりやすいという特徴があります。
その理由は転職エージェントのビジネスモデルにあります。
求職者は転職エージェントを全て無料で利用できます。
転職エージェントはお金を求職者からではなく、人材を採用した企業からもらいます。
一般的に、転職した人の年収の約30~35%が人材を採用した会計事務所から転職エージェントに紹介手数料として支払われます。
例:年収400万円×30%=120万円(紹介手数料)
人材の採用にこれだけのコストをかけるには、資金的な余裕が無ければ無理です。
絶対ではありませんが、資金的に余裕がある会計事務所は優良企業の可能性が高いです。
また、人気の会計事務所が求人募集をすると応募が殺到して選考が大変です。
そのため、人気の会計事務所は求人を「非公開」として転職エージェントに募集をかけ、会計事務所が求める条件にマッチした人材のみを紹介してもらっているのです。
このように、転職エージェントには優良求人が集まりやすいというメリットがあります。
また、税理士を目指すのであれば「税理士業界」のことを知っておく必要があります。
会計事務所に特化した転職エージェントを利用すれば、転職のサポートを受けながら税理士業界のことも聞くことができます。
ネットや書籍でもある程度の情報は手に入ります。
しかし、頻繁に会計事務所とコンタクトを取っている転職エージェントの情報にはかないません。
どんな些細なことでも遠慮なく転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントの選び方
転職エージェントは大きく分けて「総合型」「特化型」の2つのタイプがあります。
総合型と特化型の特徴は次の通りです。
総合型 | 特化型 | |
取扱い職種 | あらゆる職種 | 特定の職種のみ |
求人件数 | ◎多い | △少ない |
会計事務所業界の知識 | △乏しい | ◎豊富 |
特徴 |
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転職エージェント |
このように、総合型と特化型とでは特徴には一長一短があります。
転職を成功させるためには「総合型の転職エージェント」と「特化型の転職エージェント」を併用することをおすすめします。
また、特化型転職エージェントには会計事務所特有の条件で求人検索ができるという特徴があります。
東京や神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、福岡といった「都市部の会計事務所」を希望されるなら「ヒュープロ(Hupro)」がおすすめ。
ヒュープロの代表取締役社長 山本玲奈さんは女性ということもあり、女性ならでは条件で求人検索ができるのも特徴です。
「未経験者可」「資格取得応援」はもちろん、「時短勤務あり」「働くママ在籍」「育児支援制度」といった女性にフォーカスした条件での絞り込みができます(画像をクリックすると検索画面にジャンプできます)。
中には「働きながら家事も育児もしてさらに長期間の転職活動なんて無理…」という方も多いでしょう。
ヒュープロは登録から内定まで平均21日間という実績を誇ります。
税理士業界に精通したキャリアアドバイザーからスピーディに求人案件が提案され、「楽」で「早い」転職が可能です。
ヒュープロは会員登録がメチャクチャ簡単
さらに、ヒュープロの新規会員登録は他の転職エージェントに比べてとてもカンタン。
一般的な転職エージェントの場合、会員登録には「名前」「生年月日」「住所」「電話番号」「学歴」「現在の勤務先」「現在の年収」など多くの個人情報が必要。
最初から個人情報をガッツリ入力することに不安や手間を感じる方も多いと思います。
一方、ヒュープロの会員登録は「メールアドレスの入力」「パスワードの設定」のみでできます。
あとはヒュープロからメール連絡を待つだけです。
まずは転職エージェントと話してみて、信頼できそうだと感じたら詳細情報の登録をすればOKです。
会員登録する ⇒ Hupro(ヒュープロ)公式ページ
ヒュープロを税理士の視点から詳しく解説した記事はこちら「ヒュープロ(Hupro)の評判は?東京の会計事務所に転職したい人は必須」
会計事務所に強い転職エージェント、転職エージェントの効果的な活用方法については、コチラの記事「会計事務所・税理士に強いおすすめの転職エージェント『5選』」で詳しく解説していますので参考にして下さい。
会計事務所で働きながら税理士になる方法
会計事務所でただ働くだけでは物足りない。
将来的には税理士になって独立したい。そして、お金に困ることなく自由な生き方をしたい。
このようにお考えの方も多いでしょう。
ここでは、様々な「年齢」「立場」から税理士になるための方法をご紹介します。
偏差値30台Fラン卒の僕でも税理士なったのですから、やってできないことはありません!
30歳から税理士を目指す方法
30歳になると、このまま今の会社で働くのか、それとも転職するのか迷うことも多いと思います。
僕が税理士を勉強し始めたのは30歳の時でした。
30歳から税理士になる方法をこちらの記事「30歳社会人が最短で税理士になるための完全ロードマップ / Fラン卒でもなれた!」に詳しくまとめています。
30歳から本気で税理士になりたいという方は、ぜひ参考にして下さい!
40歳から税理士を目指す方法
40歳から税理士になることももちろん可能です。
しかし、40歳になると結婚して子供ができ、住宅ローンがあったりと30歳の時とは状況が大きく変化している方も多いはずです。
ですので、ある程度「作戦」を考えながら資格取得を進める必要があります。
そこで、40歳から税理士を目指す具体的な方法について、こちらの記事「税理士を40代から勉強して目指すのは可能?具体的な方法を現役税理士がガチ解説」に詳しくまとめました。
40歳からガチで税理士に目指したい方は参考にして下さい!
50歳から税理士を目指す方法
50歳から税理士になることは可能です。
50歳になると会社の定年がちらつき始めて、定年後の暮らしを具体的にイメージするようになります。
また、子供に手がかからなくなる一方、子供の学費など金銭的な負担が増えてくる年代です。
金銭的な負担も増えますが、自分の時間も増えてきたという方もいらっしゃると思います。
50歳から税理士を目指す場合、税理士として働ける年数を考え、5科目合格(官報合格)は諦めた方が良いかもしれません。
ですので、「大学院での科目免除(税法2科目)」を利用することがほぼ必須になります。
50歳から本気で税理士を目指す方法については、こちらの記事「50歳から税理士を目指すのは可能?具体的な方法を現役税理士が解説!」を参考にして下さい。
主婦から税理士を目指す方法
もちろん主婦の方でも税理士ななることは可能です。
- 子供の教育費が不安…
- 旦那様がかなり年上で旦那様が定年した後の生活が心配…
などの理由から税理士を目指す30歳前後の主婦は専業主婦、兼業主婦を問わず増えています。
主婦の方が税理士を目指す場合、一番のネックとなるのが「勉強時間の確保」でしょう。
家事や育児、仕事、勉強を同時に行うことは難しいですが、不可能ではありません。
スキマ時間を効率よく使って科目合格を果たす主婦も多いです。
⇒【スタディング体験談】仕事と子育てをしながら簿財2科目合格!短期間で官報合格(5科目合格)が理想です。
しかし、短期間かつ高い確率で税理士資格を取得するなら、やはり大学院での税法2科目免除は利用した方が無難でしょう。
主婦から税理士を目指す具体的なステップについては、こちらの記事「主婦から税理士になるには…?ママが税理士を目指す具体的ステップを解説」で詳しく解説しています。
シングルマザーから税理士を目指す方法
シングルマザーから税理士になるのは可能です。
一番の問題は「勉強時間の確保」です。
ご実家からの全面的な支援を受けられるなら、勉強時間の確保もかなり現実的になります。
また、少しでも勉強時間を確保する為に、日常のスキマ時間を有効に使うことは必須。
詳しくは以下の記事「シングルマザーから税理士になる方法を完全解説」で解説しています。
高卒から税理士を目指す方法
高卒でも税理士になるのは可能です。
高卒者が税理士を目指す際、一番の問題点が「税法科目の受験資格」です。
税理士試験の受験科目は「会計科目」と「税法科目」に分けられます。
会計科目は受験資格が無く誰でも受験できますが、税法科目には受験資格があります。
受験資格を得る方法はいくつか存在します。
僕がおすすする方法は「会計事務所で2年以上働く」というもの。
この方法ならお金をもらいながら、税法科目の受験資格と実務経験が積めるので「一石三鳥」です。
高卒者が税理士になる方法については、こちらの記事「高卒から税理士になるには?なり方を超具体的に解説してみました」で詳しく解説しています。
大学生から税理士を目指す方法
大学生が最も税理士資格に近い環境にあります。
なぜなら、社会人とは比べ物にならない「勉強時間」が確保できるからです。
ですので、現在大学生で税理士を目指したいという方は、前向きに検討すべきだと思います。
予備校・通信講座によっては「学割」がきくので受講料も安いです。
通信講座最安値のスタディングの場合、学割で全商品20%OFFになります。
現役大学生が税理士になる方法については、こちらの記事「【何学部でも問題ナシ?】大学生から税理士になる方法を徹底解説」で詳しく解説しています。
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